Cannabinoid Magazine

CB9とはカンナビノイド由来の名付けではない??製造元を探った結果驚きの事実が!

2023年12月25日
「CB9ってどんなカンナビノイド?」
「CB9をリリースした企業とは?
 
 
「CB9の誕生はヨーロッパにおける法規制が影響?」
 
 
「CB9を製造したラボと販売者は異なる?」

目次

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はじめに

2023年中旬以降、新たに日本に輸入されてきているカンナビノイド様物質には、二つの共通点があるように見えます。
 
 
一つ目は効果が極端に強くないという事です。2022年〜2023年中旬頃までの合成カンナビノイド全盛期に輸入されてきていた物質と比べると比較的穏やかな効果のものが多いように見受けられます。
 
 
そしてもう一つは、米国のメーカーがヨーロッパをターゲットとしているということです。なぜなら2023年下旬に輸入された成分名で上位表示される記事がドイツやスウェーデン、スペインやチェコのベンダーのものが大半なのでそのように感じたのです。
 
 
これら新しい成分の一つがCB9です。
 
 
このCB9について販売者の情報を見ていると非常に興味深い事実に辿り着きましたので順を追ってわかりやすくご説明していきます。

CB9とは

CB9はアメリカミシガン州にある企業[1]Bona Voluntate(ボナ ボランテート)からリリースされた新しいカンナビノイド様物質で、CBDアイソレートから生成される茶色く、固いオイル状のディスティレートです。
 
 
カンナビノイドユーザーが集うフォーラムでは、CB9は2つの業者によって開発されたと言われていましたが、もう一つのメーカーを明確に特定することはできませんでした。
 
 
ただし、可能性のある企業名が浮上しましたので後ほどご紹介します。

参考:

[1] about.me | Bona Voluntate

Bona Voluntateとは

Bona Voluntateは、B2Bでカンナビノイド原料を世界中に卸すというビジネススタイルを取っています。
 
 
CBDからHHCまで、カンナビノイド原料の品揃えは豊富で、その他テルペンやPOD、ホワイトラベル製品からグミまで多様なニーズに答えられる、いわゆる販売代理店です。
 
 
なぜB2Bで原料を取り扱っているのに「原料メーカー」とここでは呼ばないのかというと、About.meで作られたBona Voluntateのページにそのように説明されていたからです。
 
 
About.me は、デジタル名刺として機能し、プロフィール ページを無料で作れるプラットフォームで、フリーランサーなどがよく利用します。
 
 
このページでBona Voluntateは自身を、”Small business owner(中小企業経営者)”で”Distributor(卸売者・販売代理店)”であると説明していたため、この時点でこの企業が製造メーカーやラボではないことがわかります。このことはウェブサイトにもはっきり明記されています。つまりCB9はBona Voluntateが製造したものではありません。

CB9についての情報が曖昧な理由とは

CB9について紹介しているサイトはいくつかありますが、冒頭でお伝えした通りヨーロッパのベンダーの情報が大半を占めており、ほぼ全てのウェブサイトで説明されているCB9の情報は非常に曖昧な表現で埋め尽くされています。
 
 
ベンダーとは、エンドユーザー向け製品の販売者のことで、通常彼らはメーカーやラボなどから原料を購入し、独自でブレンドして製品の販売を行います。
 
 
これらの販売業者(ベンダー)の情報が曖昧な理由は、原料の卸売業者であるBona Voluntateからの情報そのものが少なく、成分についての詳細がベールに包まれているからです。各ベンダーはその少ない情報を最大限膨らませてページに記載しないとページとして成り立たず、情報量が少ないページではSEO的にもGoogleの上位表示が狙えないからです。

CB9についての事実とは

Bona Voluntateが自社ホームページでアナウンスしているCB9に関する事実[1]をまとめると非常にシンプルな以下の文章となります。
 
 
CB9はCBDから生成されるため、HHCでもTHCでも、HHC由来でも無いが、HHCやΔ8と似たような精神作用を発揮し、喉への刺激も優しい非結晶性の物質である。
 
 
CB9に関して、オフィシャルに発表されている事実はこれだけです。

参考:[1] Bona Voluntate | CB9 New Release | https://bonavoluntate.com/cb9-distillate/ (2023/12/11閲覧)

CB9の誕生はヨーロッパにおける法規制が影響?

Bona Voluntateによると、CB9はヨーロッパに最適であると言っていますが、これ、実は非常に興味深い情報です。
 
 
ヨーロッパの国々は2023年に入り、HHCをはじめとしてHHCPやTHCOなどの物質を次々とバン(禁止)してきました。その原因は、これらの物質が強力な精神作用を持つことと、人体における毒性などが文書化されていない[1]、つまり研究されていないためヒトへの悪影響がわからないからです。
 
 
ヨーロッパの薬物監視機関であるEMCDDA(The European Monitoring Centre for Drugs and Drug Addiction)によると、HHCという物質を2022年5月に特定、同年10月からEU早期警報システムによって新規精神活性物質として厳重監視していた[2]と言います。
 
 
2023年12月時点では禁止された物質と化学組成が異なるものは違法とはされませんが、近い将来、構造が似た新たな物質は通関出来なくなる、いわゆる包括規制がかかる可能性を考えると、THCやHHCなどとは全く異なる化学構造の物質の方が通関が容易であることは火を見るより明らかです。
 
 
そして、その効果も極端に強いものではない方がマークされにくい。このような背景があって開発された物質がCB9である可能性があります。
 
 
更に、メーカーからはHPLC(高速液体クロマトグラフィー)検査では成分が検出できない可能性があると言っています。これが示唆するのは、ドラッグテストにも反応しない可能性があるということです。

CB9に対する人々の意見とは

CB9に関してはあまりにもその情報が少ないことから憶測が飛び交っています。
 
 
中でも最も批判されているのは、メーカーが成分の記載を拒否しているという点です。
 
 
ある個人は、CB9は何らかの薬物を一時的に先行して販売し、その後別のカンナビノイドに切り替えるための偽装である可能性があると言っています。
 
 
これは約7年前にアメリカの巨大CBD企業が、合成インダゾールという成分をCBDブレンドと偽って販売したという経緯があり、これと同じ手法ではと疑っている様です。
 
 
また、別の個人が運営するカンナビノイドに関する情報サイト[1]ではCB9は以下のように言われています。

It is confirmed that CB9 is a marketing name and does not refer to the structure of the noid and they seem to refuse to release what chemical it actually is even though CB9 is starting to hit Europe. Voluntate's official response to this is that the CB9 being sold is from MCN. This seems extremely odd. Will continue to update and move them on this list as this story develops.

内容をまとめると、
 
 
CB9はマーケティング的に付けられた名前で、カンナビノイドの構造由来では無いことが確認されている。
 
 
卸売業者は化学物質の公表を拒否しており、CB9はMCNから販売されたものだと公式回答を得ている

CB9販売可能なもう一つの業者の存在とは

冒頭でお伝えした様にCB9は2社から販売されていると言われており、1つがBona Voluntateであることは明確ですが、もう1社はこのMCNという会社である可能性が高そうです。
 
 
そこでMCNという企業名を調べてみたところ、1社、同じように略されると考えられる企業を発見しました。そのホームページでは、「カンナビノイドの世界で最も大きなサプライヤー」であると言っており、取り扱う品数も豊富でした。
 
 
ただしこの企業が取り扱う原料のラインナップにCB9は含まれておらず、取引先一覧にもBona Voluntateの名前はありませんでした。
 
 
また、このMCNと、Bona Voluntateに共通して取り扱いのある成分「CBD Isolate」などのCoAを見比べましたが、わたしが確認した数種類の成分のCoAはどれも異なっていました。

CB9のCoAは確認できるのか

メーカーが示すCoAはFood & Environment Safety Analytical Labというラボで発行されており、このラボのウェブサイト[1]では、2023/12/11時点ヘンプやカンナビノイドのいわゆるCoAに記載される一般的な重金属などのテストとリサーチは「近日公開」となっています。
 
 
そしてCoAにははっきりと、
 
 
For R&D Use Only- Not a California Compliance Certificate
 
 
の文字が。
 
 
日本語訳すると、「研究開発専用-カリフォルニア州適合証明書ではない」つまり、正式なCoAではないということです。

参考:

CB9ににまつわる逸話から考察

もしわたしが製造者である場合、米国内は競合が多く、飽和状態になりつつあるため、競合が少ない市場で先行者利益を得たいと考えます。

 

その最大のマーケットはヨーロッパですが、近頃、強い精神作用を持つ新しい物質に対する規制が厳しくなってきました。もしかすると近い将来包括規制がかかるかもしれません。そうなると、HHCやTHCに類似する化学構造の物質は通関させることができなくなります。

 

一方で、新しい物質であるにもかかわらず今だに流通している物質があります。それはH4CBDです。

 

そこでH4CBDに着目したのではないでしょうか。

 

多くのベンダーはH4CBDをメインとして使用せず、「アントラージュ効果」を謳ってVapeリキッドなどを精神作用の強いカンナビノイドの補助的な役割として使用しています。かつH4CBDは合成物質のため価格が安いという利点があります。一方でH4CBDはその喉への刺激が強すぎるというデメリットがユーザーベースで報告されています。

 

つまり、構造がTHCやHHCとは異なる物質で、H4CBDよりも強い精神作用を持ち、かつ喉への刺激が少ない物質であれば比較的長い間市場に流通させられる可能性があるため、継続的に利益を出しやすい。

 

そういう背景があって作られた化学物質がCB9ではないでしょうか。

H4CBDについての詳しい関連記事

まとめ

「CB9は緩やかな精神作用を持つため事故(OD)なども起こしずらく、規制されずらい成分です。」そう聞くとベンダーにとっては損失を最小限に抑えられる非常に魅力的な物質に映るかもしれません。
 
 
しかし2023年12月時点で、メーカーが情報を開示したくないという理由で実態は闇の中です。
 
 
「ドラッグテストに引っかからない可能性がある」というアナウンスなどから、ユーザーが「検出不可能な新しい化学物質であるかもしれない」と疑う気持ちもよくわかりますが、情報を開示しないのは製造メーカーが他社に模倣されないための策であるかもしれません。
 
 
新しい情報ではCB9は現在製造されているバッチで製造終了となるようなので、近いうちに市場から無くなる見込みです。
 
 
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ということで、

の説明を終わります。

 

ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!

 

(人´∀`).☆.。.:*ありがとぉ☆彡(*´ω`*人)

 

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Webクリエイター、ライターです。海外のカンナビノイド研究や論文を参考に、論理的な記事作成を心がけています。生活(Life)が豊か(Luxury)になるようこのサイトをLifeLUXと名付けました。「カンナビノイド情弱になるな!」をモットーに、わかりやすい説明を心がけています。応援よろしくお願いします。(_ _))ペコッ

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