まず、アトマイザーについてご説明する前に、各パーツがどのように呼ばれるかの確認をしたいと思います。
最も有名なCCELLの技術は、海外の電子タバコ業界に革命をもたらしたセラミック製の発熱体です。
CCELLの多孔質セラミックは優れた毛細管現象を示すことで有名です。”毛細管現象では管が細ければ細いほど大きなエネルギーが働き、液体を吸い上げる力が強く”[1]なることからわかるように、無数の細かい筒状の空洞を持つCCELLのコイルは、タンク内のリキッドをコイルに素早く引き込み、コイルをリキッドでしっかりと満たすことが可能です。
そして、そのセラミックを360℃囲う熱線によって均一に熱せられた煙がセンターポートを通って蒸気として上がってくるという仕組みです。
参考:
[1] POLOT |
万年筆のインキがスムーズに出てくるのはなぜ? (2023/8/10閲覧)
[1] CALYX | https://www.calyxlabs.com/ccell-hardware (2023/2/1閲覧)
Vapeリキッドが原因で引き起こされたEVALIという肺損傷の原因を探るために、Vapeアトマイザーを分解したという2020年の研究[1]があります。
結論として、EVALI患者が使用したベイプアトマイザーは、セラミック発熱体が炭の様になっていたり、熱伝導ワイヤーの表面が損傷しているなど局所的に高温になった形跡が見られたそうです。
そして、2022年の研究では、アトマイザー内の金属がリキッドに漏れ出したことがわかって[2]います。
多孔質セラミックを360度囲う熱線の状態が上記のビデオをご覧いただくとよく分かると思います。
CCELLは2021年から全ての製品のセンターポートを医療グレードのステンレスに変更しました。また、熱膨張率が低く、高い耐熱性・耐薬品性を持つホウケイ酸ガラスボディを搭載しています。
つまり、限りなくVapeアトマイザーによる健康被害を最小限に抑えるべく作られたテクノロジーの塊と言っても過言ではありません。
CCELL EVOの特徴はCCELLのサイトに記されています。ざっくりと概要をお伝えすると、EVOが優れている点は以下の通りです。
参考:
[1] CCELL | Why CCELL (2023/8/10閲覧)
ご覧いただくとセンターポートの形が細い流線型になっていることが分かります。
こちらも同じTH210ですが、以前のモデル【旧式】でセンターポートの形状が異なっていることが分かります。
スレッド部分のシリアルナンバーで、EVOの文字が刻まれています。Cから始まる識別番号も刻印されている、間違いのない本物です。
中央のセンターポートは医療グレードステンレス、周りを囲むホウケイ酸ガラスは熱膨張率が低く、高い耐熱性・耐薬品性を持ちます。
参考:
[1] CCELL | Why CCELL (2023/8/10閲覧)
左がevo【新式】で右が【旧式】です。センターポートの形状が異なること、スレッド上部のロゴにCEのマークがついていることが異なります。
このCCELL EVOのレビュー用に、ハイグレードカンナビノイドをブレンドし、タンクにパッケージングしました。リキッドブレンドはこちらをご覧ください⇩
このevoとold【旧型】の違いを、CCELLカートリッジに最適化されたSiloというデバイスと、aris quaserという最も多く出回っているデバイスの二つを用いて比較してみました。
evo【新式】 | old【旧式】 | |
Silo | ズォーーーッ(3) | スゥーーーッ(4) |
aris quaser | コホーーーッ(2) | ズォーーーッ(1) |
evo【新式】 | old【旧式】 | |
Silo | ダイレクト(4) | 辛味・味カット(3) |
aris quaser | 味カット(2) | 味カット(1) |
evo【新式】 | old【旧式】 | |
Silo | ほぼなし(3) | なし(4) |
aris quaser | 少しあり(2) | あり(1) |
evo【新式】 | old【旧式】 | |
Silo | 爆煙(4) | なし(1) |
aris quaser | 多い(3) | 多い(2) |
evo【新式】 | old【旧式】 | |
Silo | 3.5 | 3 |
aris quaser | 2.25 | 1.25 |
アメリカでの販売価格は2023年8月10日のレートで約700円(1~19本までの小ロットの場合)ですから、輸入にかかる手間や手数料を考慮してもこの本数でこの価格は納得のいく価格と言えます。
なお、何故この企業の商品が本物のCCELLであると判明したかはこちらに詳しく記してありますのでよろしければ併せてご覧ください⇩
CCELL EVOは、以前のモデルよりも多くの風味を提供し、煙の量もアップ、有害物質の生成まで削減するという明らかな進化を遂げている。
実際に旧モデルと比べるとその違いは明らかである。
結果、「最高の1本」にふさわしいカートリッジであると言えるが、中に含めるリキッドのブレンドも非常に重要である。
と、言ったところです。
の説明を終わります。
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Webクリエイター、ライターです。海外のカンナビノイド研究や論文を参考に、論理的な記事作成を心がけています。生活(Life)が豊か(Luxury)になるようこのサイトをLifeLUXと名付けました。「カンナビノイド情弱になるな!」をモットーに、わかりやすい説明を心がけています。応援よろしくお願いします。(_ _))ペコッ