Cannabinoid Magazine

CBDの半減期とは？体から抜けるまでにどれくらいかかるの？

2023年9月7日

2023年9月7日

「CBDってどの位で体から抜けるの？」

体内に入った物質が、代謝や排泄で半分に減るまでにかかる時間を半減期と言います。

本日はこの半減期、CBDの場合はどの位か？というテーマでお話をしていきたいと思います

具体的には、

「CBDが効く仕組みとは？」

「CBDは体内でどう処理されるか？」

「CBDの半減期はどれくらいか？」

の順に詳しくご説明していきます。

CBDがどのくらいの時間で体から抜けるのかについての概要を理解できるようになる可能性がありますので是非ご一読ください。

＊この記事に含まれる情報は、医療従事者からの情報に代わるものではありません。

CBDの仕組み

CBDは、エンドカンナビノイドシステム/内因性カンナビノイドシステムと呼ばれる、人の体を最高の状態に保つための調節ネットワークと相互作用することによって機能します。と、いってもエンドカンナビノイドシステムの受容体と直接結合はせず、舞台裏で黒子として働き、効果を発揮します。

CBDは、抗酸化作用、抗炎症作用、抗菌作用だけでなく、緑内障の治療や難治性てんかんなど、その見込まれている効能は多岐にわたります。

そのため、オイルやチンキ、グミやVAPE、クッキーやプロテイン、リップや歯磨き粉など、様々な商品に加工されて販売されているので、食べる、吸う、塗るなど摂取方法も様々です。

これら摂取方法の違いは、CBDを体内に取り込める量に影響するため、当然、体内でCBDが分解される過程である代謝にも影響します。

確かに食べた場合と吸った場合だとその効果が現れるまでの時間にも影響するからな。

CBDは体内でどのように処理されるのか

摂取経路はなんであれ、一度ヒトの体内に入ったCBDは肝臓で、体内の細胞が利用できるような様々な化合物に代謝されます。

肝臓で代謝されたCBD代謝物質は肝臓を旅立ち体内を回り、体内に広く分布する様々な受容体と相互作用します。

ここで気になるのが、CBD代謝物質が、体内の受容体と相互作用する時間はどのくらいなのか、ということです。

そこで、知っておいていただきたいワード「半減期」

なるほど、肝臓で代謝されるから薬物相互作用が心配されてるって事か。

半減期とは

半減期には、生物学的半減期と、物理学的半減期と2種類あり、今回のケースは前者です。

生物学的半減期とは、

生体内に入った薬などの物質が、代謝や排泄などによって半分に減るまでに要する時間を示す。
・・・
半減期が短いということは、薬物が素早く代謝・排泄されることを示しており、薬の効き目も短い。反対に半減期が長ければ、薬が体内で作用する時間が長いことを意味する。
・・・
例えば半減期が8時間とされる場合、薬は服用8時間後に体内の薬物が半分に減る。このため、薬を1日3回8時間毎に服用すると有効的に使用できる。

Answers

要はどれだけ体内にその物質がとどまっているのか、ということです。

この半減期を調べるためには、通常、化合物単体の投与を行ない、その後定期的に血漿の中の薬物の痕跡を検査することで測定します。

もちろんわたしたち自身で血漿を調べることはできませんが、どのくらいの期間でCBDが体内から抜けてゆくのかは、過去のデータなどから予測できそうです。

参考：Answers | 半減期

処方薬に「〜時間空けてください」という指示がある事はそういうわけか。