Cannabinoid Magazine

日本初【10-OH-HHCとは?】価格・効果・販売元から流通先まで完全解説

2023年12月25日
「PHCの正体は10-OH-HHC?これって一体、、、」
「合成された時期、形状と10-OHが表す意味とは
 
 
「10-OH-HHCのCoAは確認できるのか?」
 
 
「10-OH-HHCの効果、価格、法的立ち位置まで詳しく解説」

目次

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はじめに

2022年3月17日のHHC規制を皮切りに、様々な成分がこれまで指定薬物となってきました。
 
 
指定薬物となる基準は、「中枢神経系の興奮もしくは抑制、幻覚の作用がある確率が高い成分」であり、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」、いわゆる「薬機法」の第二条15項に記されています。
 
 
更に、監視指導麻薬対策課の方にお話を伺ったところ、「研究機関において実験データを取り、精神活性や保健衛生上の危険がある物質を取りあげ、流通実態や海外での規制状況を見て総合的判断をする」との事でした。
 
 
これら規制の包囲網をすり抜け、合法的に日本に輸入されてきている成分が10-OH-HHCという物質です。
 
 
HHC、THCP、THCOなどの3文字〜4文字のローマ字で表されてきたカンナビノイドとは全く異なる随分と長い名前のこの物質、一体どのような成分なのでしょうか。また、素早い規制の対象となるのでしょうか。内容を元に確認していきましょう。

10-OH-HHCとは

10-OH-HHCとは市場に投入された全く新しい物質で、2023年11月時点では生産しているラボの数は1つであると思われます。
 
 
いわゆる”THCフリーな精神活性作用を伴うカンナビノイド”で、規制薬物とは異なる化学組成を持つ物質です。

10-OH-HHCはPHCなのか

国内ではこの10-OH-HHCがPHCと銘打って販売されていた実績があるという噂を聞きましたが、10-OH-HHCと、アメリカで流通するPHCは全く別物です。
 
 
アメリカのaltcannabinoid カーツメーカー大手binoidから販売されているPHCという成分名はマーケティング的に付けられたと言われていますが、そもそもPHCの元となる成分が明らかになっていないことから、製造メーカーが他社に模倣されないように化学構造を伏せて、かつキャッチーな名前でリリースされた可能性があります。
 
 
しかし、化学構造まで明らかになっている10-OH-HHCをPHCと銘打って販売することは、CBDを「PPD」などのよくわからない名前で販売することと全く同じで、binoidのケースとは全く異なり、マーケティングではありません。
PHCについての詳しい関連記事

10-OH-HHCという名前は何を表すのか

この文字列が表すのは、10個のヒドロキシル基がHHCに加わっているということで、HHCの代謝物質の一つであるということです。
 
 
体内に取り込まれた物質は主に肝臓に存在する酵素によって分解され形を変えます。
 
 
少し聞きなれない言葉が出てきましたが、2023年の研究[1]を見ると理解できるかもしれません。
 
 
この研究は、2人のボランティアにHHCをVapeと経口両方で摂取してもらい、尿に排出される物質を確認したもので、検出された物質の一部が以下のとおりです。
最も多く検出された代謝物質11-OH-HHC
マイナー代謝物として同定されたもの(8R, 9R)-8-OH-HHC

 

このことからも、〜OH-HHCという物質はHHCの代謝後の成分であることがわかります。
 

10-OH-HHCが合成された時期は

大麻産業の専門家などが情報共有をするFUTURE 4200というフォーラム[1]を見ると、新しいカンナビノイドの動向がよくわかります。
 
 
このFUTURE 4200というフォーラムの創業者はFuture Compoundsというカンナビノイドブランドを持っており、MIGOTO CBDと共同でFUTURE CBNをリリースしたことでも知られています。
 
 
このフォーラム内でアナウンスされていた内容を見ると、アメリカデラウェア州に本社を構え、テネシー州とケンタッキー州に支店を持つYoung Loewinger & Associates合同会社[2](YLAラボ)が開発し、ニューヨーク州にある水溶性CBD製造業者であるApricity Collectiveが公式販売パートナーとなり、8-OH-HHCという物質と10-OH-HHCという二つの物質を、2023年の3月ごろ市場に投入したようです。

参考:

[1] Future 4200 (2023/11/29閲覧)
 
[2] Open corporates (2023/11/29閲覧)

10-OH-HHCの形状は

メーカーの情報では各成分の形状は以下のとおりです。

物質名形状

8-OH-HHC

(Distillate)

超高粘性の硬い飴状黄金色

10-OH-HHC

(Distillate)

高粘度のねり飴状黄金色

10-OH-HHC

(Isolate)

パウダー状白色
 
2023年6月時点ではバッチごとにばらつきがあり、最終製品にTHC残留の懸念があったようです。
 
 
しかしアイソレートに精製することで、その他全てのカンナビノイドを除去でき、THCやHHCが違法な州やヨーロッパの国々に流通させやすくなったのでしょう。
 
 
2023年12月時点では8-OH-HHC、10-OH-HHC共に全てTHC除去済みで輸出可能であるようです。
アイソレートとディスティレートの違いに関する詳しい記事

10-OH-HHCのCoAは確認できるのか

発行ラボ成分名バッチ#得られる情報
KCA

10-OH-HHC

(Isolate)

YLA-l-73

THC/ND
CBD/ND
Cannabinoids/ND
KCA

10-OH-HHC

(Distillate)

YLA-l-75_Dist

CBN/0.0998%
9α-OH-HHC/0.857%
9β-OH-HHC/0.480%
10-OH-HHCアイソレートのCoA(成分分析証明書)からはTHCを含むその他のカンナビノイドが含まれていないという情報がわかります。
 
 
ディスティレートのCoAにはCBNが約0.1%、9α-OH-HHCが約0.85%、9β-OH-HHCが約0.48%、合計1.44%のカンナビノイドがバッチの中に含まれていることがわかります。
 
 
これらKCAラボのCoAが公開されたのは2023年10月下旬〜11月初旬ごろです。
 
 
それ以前に公開されている10-OH-HHC(Isolate)を検査したLabstatのCoAにはTHCが約0.2%検出されていることが示されており、Trichome Analytical のCoAではTHCみ検出という情報がわかります。
 
 
このように、メーカーが公開している情報では3種類のラボのCoAが存在しているのです。

10-OH-HHCの効果とは

メーカーの情報ではキックインはスムーズかつ緩やかにあらわれ、TOPはTHCや9R異性体を多く含むHHCと同等程度であり、Δ9-THCと組み合わせるとその効果を増強させたとのユーザー報告があったと言われています。
 
 
RedditではHHCによく似ているがHHCよりは弱く、効果時間はHHCよりも少し短いと言われていました。
 
 
まとめると、10-OH-HHCが持つ効果は、アセテート系のように時間差があっていきなりキックイン(効果が発現)するのではなく、Δ9-THCやHHCのように6~10分以内で緩やかに効果があらわれるようです。
 
 
そして効果時間は次の日にまで残るような物質と異なり、ある一定の時間が経つと緩やかに抜けていき、人によっては効果時間が短いと感じるかもしれません。
 
 
また、その他の合法的に流通する強い精神活性作用を持つカンナビノイドと組み合わせるとその効果を増強する可能性があります。
 
 
いずれにしても摂取者の過去の経験や普段から日常的にサイコアクティブ(精神作用を有する)物質を摂取しているかどうかによっても異なりますので、一概にこのような効果であるとは言い難いのですが、比較的穏やかな作用を及ぼす物質であると考えられています。

10-OH-HHCの価格は

10-OH-HHCの価格は2023年3月時点では1kgあたり5,500米ドル、2023年11月29日時点のレート換算で日本円にすると約80万円でしたが、2023年6月にはキロ4,500米ドル、66万円まで価格が下がっています。
 
 
つまり、1gあたり660円の原料です。
 
 
これがオランダでは1g 1,610円、スウェーデンでは1gあたり9,910円、そして日本では1gあたり8,500円と販売会社によってその価格設定に大きな差があります。
 
 
輸入にかかる費用や人件費、その他経費などを差し引いたとしても粗利率の高い物質であると言えます。
 
 
1kg 66万円で仕入れ、1g~10g程度をグラム8,000円〜8,500円で販売できれば、最大1キロ850万円で販売できることになりますから1kgあたり774万円の利益です。これが10kgであれば1回の輸入で日本円にして7,740万円の利益を出すことができます。(人件費や配送料など諸々の手数料を省いた計算です)

10-OH-HHCに関する興味深い情報

チェコスロバキア最大のヘンプ製品を扱うオンラインショップCANNATURA[1]の情報では、10-OH-HHCは、HHCを経口摂取した際に肝臓に存在する物質であると言っています。
 
 
つまりHHC入りのグミやクッキーなどを食べると、肝臓で10-OH-HHCになるということです。そして、10-OH-HHCはバイオアベイラビリティが低く、半減期が短いとも言われています。
 
 
これが、先ほどお伝えしたHHCよりも効果が緩やかで効果時間が短いという事の要因である可能性があります。
 
 
また、10-OH-HHCは経口摂取すると、体内で不活性物質である10-カルボキシ-HHCに変わる可能性が高いと言われているため、エディブルなどには不向きかもしれません。
参考:
[1] CANNATURA (2023/11/29閲覧)

10-OH-HHCの法的立ち位置

10-OH-HHCのディスティレート、アイソレート共に既に通関済みのため、違法性は無いと考えて良いと思います。
 
 
2023年12月1日時点で、日本で販売されている10-OH-HHCのCoAは、ニュージャージー州のTrichome Analyticalラボで検査されており、10-OH-HHCと8-OH-HHCが混ざったバッチであるという情報と、THCやその他のカンナビノイドを含んでいないという情報が記載されています。
 
 
このことから、8-OH-HHCも現在は違法性はないと考えて良いでしょう。

流通経路と各国々の法制度から推測する10-OH-HHC

スウェーデンでは2023年7月11日より、HHCとHHCPが麻薬に分類されるとして違法薬物となりました。
 
 
このようにヨーロッパではこれら新しい化学物質の全面禁止を求める声が高まっているとBusiness of Cannabis[1]は伝えています。
 
 
そして、規制されたHHCやHHCPなどの代替として10-OH-HHCが徐々に流通し始めたようです。
 
 
メーカーの情報では10-OH-HHCPが近々リリースされる予定であると言っていることから、もともとこの〜-OH-〜はアメリカ本土ではなくヨーロッパなどをメインターゲットとして製造されたのかもしれません。

まとめ

冒頭でお伝えした通り、「精神活性作用を有し、保健衛生上の危険があり、海外の動向も加味」されて規制がかかっていくようですから、ユーザーの事故や、事業者の製品濃度や形態、ヨーロッパの動き次第ではこれらの物質も国内で規制がかかる可能性は大です。
 
 
とはいえ、10-OH-HHCが持つ特性から、市場にしばらく出回る可能性は高いと思われますので、これら精神活性作用を持つ物質に未成年がアクセス出来ないように事業者がどう取り組むかが今後の大きな課題です。
 
 
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ということで、

の説明を終わります。

 

ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!

 

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