Cannabinoid Magazine

2年間CBN吸い続けた筆者が【CBNはキマるか】を徹底解説

2023年11月19日
「試したいけど怖い・・・CBNってキマるの?」
「CBN吸うとキマっておかしくなっちゃうの?」
 
 
「CBN吸ったけどこれってキマってるよね?」
 
 
「キマるCBNってあるの?ないの?」
ズバリ【CBN】は【キマる】のか?
 
 
【キマるメカニズム】を知り、CBNの体感と比べる
 
 
リキッド自作歴2年の筆者が【唸った】CBNリキッドとハーブを紹介

目次

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ズバリ【CBN】って【キマる】の?

CBNはキマるのか?
 
 
結論からお伝えすると、「キマらないと言ってもいい。キマるというならごく微弱」という表現が最も適切です。
 
 
「キマる」とはその物質に「精神活性作用がある」という事ですから、CBNの説明をしている過去の論文をいくつか確認してみました。
 
 
2012年の研究[1]では「非向精神性」2019年の研究[2]では「非精神活性」、2021年のレビュー[3]でもCBNは「大麻に似た効果がない」とされていて、精神作用は無いと考えて良さそうなのですが、中には精神作用はごく微弱[4] と説明されているケースもあるのです。
参考
[1] Jonathan A Farrimond 1, Benjamin J Whalley, Claire M Williams | Cannabinol and cannabidiol exert opposing effects on rat feeding patterns (2012) | https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22543671/
 
[2] Hayes Wong 1, Brian E Cairns | Cannabidiol, cannabinol and their combinations act as peripheral analgesics in a rat model of myofascial pain (2019) | https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31158702/
 
[3] Cannabis and Cannabinoid Research | Jamie Corroon | Cannabinol and Sleep: Separating Fact from Fiction (2021) | https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34468204/
 

【キマる】という状態は楽しい経験もするが怖い経験もする

【キマる・ハイになるという状態】=【精神活性作用を引き起こす】と考えると違法薬物のみならずお酒でもキマることになるため、ここでは大麻によるハイに限定し、お話を進めていきたいと思います。
 
 
大麻によるハイは主にTHCによる作用で、現れる症状は人それぞれです。なぜなら、
 
 
・外的環境(クラブなどの落ち着かない場所にいる/リラックス出来る自宅)
 
・自分の内面(普段から心配事がある/仕事が終わってホッとしている)
 
・摂取量(吸う、食べる、塗るなど摂取方法によっても摂取量は異なる)
 
・その物質が持つ強度(グリースモンキーなどの品種はTHCが30%を超えるが、ブルーダイナマイトなどはTHCが10%前後と少ない)
 
 
これらの様々な要因が影響するため、雪の結晶のように二つとして全く同じハイは存在しないと言われていますが、いくつかの特徴的な状態に分けることが出来るのです。
 
 
以下は、海外の5つのウェブサイトに共通する【キマるとはどのような状態か?】をまとめたものです。
これらが「キマる/ハイになる」という状態で、幾つかを同時に体験することなどもあります。
 
 
一つ覚えておいていただきたい事は、大麻による【キマる】とは、ハッピーな経験だけでなく、怖い経験をすることもある、ということです。
 
 
では、THCはなぜこのような作用を人に引き起こすのでしょうか。

【キマる】メカニズムはエンドカンナビノイドシステム CB1への作用

わたしたちヒトは体の中にエンドカンナビノイドシステムという恒常性を保つための仕組みを持っています。
 
 
このシステムを構築するものの中に鍵穴のようなものがあります。この鍵穴は上記の絵のように体内の様々な箇所に存在し、適合する物質(鍵)が体内に取り込まれるとロックが解除され、体の中の至る場所で様々な症状が現れるのです。
 
 
この鍵穴はレセプターや受容体と呼ばれ、その中でも「キマる」にかかわるものは Cannabinoid Recepter Type 1(カンナビノイド受容体1型)、通称CB1と呼ばれます。
 
 
CB1は主に中枢神経系に多く存在し、認知や気分、記憶などの機能に影響を及ぼすため[1]CB1に結合し、活性化させる物質を摂取するとキマります。
 
 
対照的に、Cannabinoid Receptor Type 2(カンナビノイド受容体2型)、通称CB2と呼ばれる受容体は主に免疫細胞に存在し[2]、抗炎症作用と免疫調整作用に関連するので、物質が結合してもキマることはありません。
 
 
むしろCB2へ選択的に働きかける物質は免疫系の調整の役割を果たす可能性があるため、積極的な研究の対象となっているようです。
 
 
そして、大麻に含まれるTHCはCB1レセプターに結合することがわかっている[3]ため、THCが体内に入ると、向精神作用が現れる、これがいわゆる「キマる」というシステムです。

CBNは非常に弱いが向精神作用がある

こちらの文章が、CBNには微弱だが向精神性があるとされているもののうちの一つです。

Cannabinol is a cannabinoid isolated from the plant Cannabis that is a metabolite of tetrahydrocannabinol (THC), with potential immunosuppressive and anti-inflammatory activities. Cannabinol preferentially binds to the cannabinoid G-protein coupled receptor CB2, which is mainly expressed on a variety of immune cells, such as T-cells, B-cells, macrophages and dendritic cells. Stimulation of CB2 receptors by cannabinol may both trigger apoptosis in these cells and inhibit the production of a variety of cytokines. Cannabinol exerts minimal affinity for CB1 and has a weak effect on the central nervous system.

和訳すると、

 

カンナビノールは、テトラヒドロカンナビノール(THC)の代謝物である大麻植物から分離されたカンナビノイドであり、潜在的に免疫抑制作用と抗炎症作用があります。カンナビノールは、主にT細胞、B細胞、マクロファージ、樹状細胞などのさまざまな免疫細胞に発現するカンナビノイドGタンパク質共役型受容体CB2に優先的に結合します。カンナビノールによるCB2受容体の刺激は、これらの細胞のアポトーシスを引き起こし、さまざまなサイトカインの産生を阻害する可能性があります。カンナビノールはCB1に対して最小限の親和性を発揮し、中枢神経系への影響は弱いです。

簡単に用語の解説をすると、

免疫抑制作用

免疫抑制作用を持つ薬はステロイドが有名です。免疫抑制作用薬は、関節リウマチや炎症性腸疾患などの症状を抑制する反面、感染症や腎障害、血小板減少などの副作用があります。

サイトカイン

サイトカインとは細胞から分泌されるタンパク質です。炎症性と抗炎症性のものがあり、これらの産生促進や抑制をし、炎症反応をコントロールするという研究が行われています。

つまりCBNの効果ってどういうこと?

CB1への親和性は最小限であるため、向精神作用は非常に弱いと考えられる。

 

CB2に優先的に結合し、刺激するので、ある特定の免疫系疾患の症状を軽減できたり、炎症を抑えたりできる可能性がある ということです。

CBNを【キマる】と捉えるか【キマらない】と捉えるか

ここで重要になってくるのが、「CB1への親和性は最小限で中枢神経への影響は弱い」という文言です。

 

「日常生活に支障をきたすことはないとはいえ、少しでも影響があるのであれば向精神性がある」と捉えるのか、「日常生活に支障をきたすほど影響が無い程度では向精神作用が無い」と捉えるのかによります。

2年以上CBNをほぼ毎日吸い続けた筆者の、【CBNの体感は大麻と似ている】を一覧にした

個人的に、CBNの体感は「大麻と似ている」と思います。そもそもCBNだけでなくCBDも麻や大麻から抽出されるため、ある程度摂取した時の感覚が似ているのは当然のことでしょう。
 
 
しかし大麻にはCBN以外にも100を超える成分が含まれているので、CBNのみの体感は「大麻を摂取した時に感じる様々な体感の中の一部に似ている」と言った方が正確です。
 
 
そこで、先ほどご紹介した【キマるとはどのような状態か?】で表したTHCによって引き起こされる状態と、CBNによる感覚とを照らし合わせることで、実際CBNを摂取するとどのように感じるのかをご覧いただきたいと思います。
 CBN
リラックス○ 感じる
陶酔感×
むやみに笑う×
大きな喜び×
色彩に敏感△ 少し感じる
匂いに敏感△ 少し感じる
触覚に敏感△ 少し感じる
味覚に敏感△ 少し感じる
光に敏感×
音に敏感◎ 強く感じる
創造的になる○ 感じる
高血圧×
吐き気・嘔吐×
早い心臓の鼓動×
不安×
錯乱×
幻覚×
妄想×
眠くなる○ 感じる
反応時間の遅延○ 感じる
目の充血△ 少し感じる
時間の経過異常○ 感じる
お腹が空く○ 感じる
喉が渇く×
わたしの場合、創造的になったり、時間の経過異常を感じる根拠のとして一つのことに没頭できるという感覚があります。

CBNの法的立場はアメリカ、日本では規制対象外だがイギリスでは規制対象

アメリカのある弁護士事務所の記事にCBNに対する見解が記されていました。
 
 
要約すると、
 
 
“ヘンプ由来のCBNはスケジュールIの規制物質類似体として扱われるべきではない=合法であることは明らかだが、ヘンプからTHCを抽出する過程で(派生的に)生じるCBNが合法であるかどうかは不明である。”
 
 
 アメリカにおいてCBNは現段階で規制対象とはなっていません。
 
 
日本でも2023年11月19日段階では規制対象外で合法です。
 
 
イギリスではCBNは違法ではありませんが規制対象となっており、「商品に対して含有量が1mg以下であれば問題無い」とされています。

ここまでの内容をご覧いただいてCBNとはどのようなカンナビノイドなのかお分かりいただけたのではないでしょうか。

2年半近くほぼ毎日CBNを摂取してきた筆者おすすめのCBN商品は

カスタムブレンドリキッドを作り続けて2年半、様々な市販の商品も購入して試してきました。

 

これらを可視化するために以下のようなチャートをわたしは使用しているのですが、

味・匂い
優しく香る 57%
TOPの強さ
強い 70%
吸いやすさ
吸いやすい 68%
総合おすすめ度
初心者にもオススメ 65%

このチャートを以下のようにGoogleスプレッドシートに落とし込み、含有成分やテルペンの量、総カンナビノイドなどを見比べて、判断しています。

CBNリキッド オススメ ライフラックス

これらを元に、使用される原料やカートリッジの安全性、企業として信頼度などを加味した上で、わたしにとっての最高のCBN商品をご紹介します。

安全なカンナビス体験が出来る【初心者向け】CBN商品

安全なカンナビス体験が出来る【経験者向け】CBN商品

まとめ

CBNについてまとめると、「キマる」と言えるほどの向精神性は無く、ある特定の疾患の症状を和らげられる可能性がある

 

CBDと比べるとCBNは感じ方がわかりやすいので、安全なカンナビス体験をしたいという方にピッタリであるということです。

 

というわけで、

2年間CBN吸い続けた筆者が【CBNはキマるか】を徹底解説

の説明を終わります。

ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!(人´∀`).☆.。.:*ありがとぉ☆彡(*´ω`*人)

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Nakano 中の

Webクリエイター、ライターです。海外のカンナビノイド研究や論文を参考に、論理的な記事作成を心がけています。生活(Life)が豊か(Luxury)になるようこのサイトをLifeLUXと名付けました。「カンナビノイド情弱になるな!」をモットーに、わかりやすい説明を心がけています。応援よろしくお願いします。(_ _))ペコッ

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