Cannabinoid Magazine

レビュワー必見【ハイになるとは】High on weedを言語化した秀逸なレビュー

2023年7月30日
味よし!マンチあり!音楽が3D!「体感」のレビューってこれ以外ないっしょ
「そもそもキマるってなに?」
 
 
「ハイになると一体どうなっちゃうの?」
 
 
「体感を表すわかりやすいレビューって無い?」
【指定薬物の基準を大麻と酒で比較した結果】
 
 
【「体感」の表現には様々なアプローチがある】
 
 
【「ハイになる」を完全言語化した秀逸なレビュー】

目次

*この記事に含まれる情報は、医療従事者などからの情報に代わるものではありません。情報提供が目的で、日本における違法薬物の摂取を助長するものでもありません。

はじめに

2021年暮れ頃に日本中を席巻したHHCの登場で、下火になっていた「合法ドラッグ」ブームが再燃しました。
 
 
とはいえ、”平成の脱法ドラッグ”と”令和の合成カンナビノイド”はその構造も全く異なっており、全てひとまとめに”合法ドラッグ”と呼ぶのは内情を知る方であればあるほど、「それは違う」と感じるかもしれません。
 
 
しかし、人口約1億290万人の20歳以上の日本人[1]の65%は非喫煙者[2]で、76%はお酒も飲まない[3]と言います。つまり、大半の人から見れば”平成の脱法ドラッグ”も”令和の合成カンナビノイド”も総じて「ドラッグ」であるという認識は強い、ということです。

何を基準に指定薬物とされるのか?

「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」通称「薬機法」に記されています。

"第二条15項 この法律で「指定薬物」とは、中枢神経系の興奮若しくは抑制又は幻覚の作用(当該作用の維持又は強化の作用を含む。以下「精神毒性」という。)を有する蓋然性が高く、かつ、人の身体に使用された場合に保健衛生上の危害が発生するおそれがある物(大麻取締法(昭和二十三年法律第百二十四号)に規定する大麻、覚醒剤取締法(昭和二十六年法律第二百五十二号)に規定する覚醒剤、麻薬及び向精神薬取締法(昭和二十八年法律第十四号)に規定する麻薬及び向精神薬並びにあへん法(昭和二十九年法律第七十一号)に規定するあへん及びけしがらを除く。)として、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定するものをいう。"

「中枢神経に作用して興奮や抑制、幻覚の作用がある確率が高く、健康被害を及ぼす恐れがある成分」は規制される確立が高くなる、ということです。

キマる/ハイなるとは?

ライフラックス記事 CBN キマる内 infografic
こちらは5つのサイトからまとめた大麻による作用です。ハッピーな経験をすることもあれば、人によっては怖い経験もします。
 
 
これら怖い思いをするのは、慣れていない、想像以上に成分が強すぎた、意図せず多く摂取してしまったなど、いずれにしても「過剰摂取」と呼ばれる状態にあるケースが多いです。そのため、自分の許容量を超えて摂取してしまわないようにすることが非常に重要だと言えます。
 
 
一般的に吸入摂取の場合は「体感」を感じるまで数分〜十数分ですが、成分によっては30分後や1時間後にピークを迎えることもあるため、経験のない成分である場合は特に少量から摂取することが推奨されています。
 
 
クッキーやグミなどのエディブルの場合、成分が血流に乗ると、指を喉に入れて吐いたとしても強い精神作用が無くなることはなく、Vapeやジョイントよりも長い時間効果が続くため、成分が体内で薄れて抜けてゆくまで苦行の様にただ待つしかありません。
 
 
 

酒と大麻を比べてわかることとは?

確かに大麻による影響は「中枢神経に作用し人体に害を及ぼす」ドラッグであると言えますが、酒の作用も全く同じです。
 
 
WHOも酒に関するアナウンスの冒頭で、はっきりとこのように言っています。

Alcohol is a toxic and psychoactive substance with dependence producing properties.

「アルコールは毒性があり、依存性をもたらす精神作用物質である」
 
 
更に、飲酒は世界で毎年300万人が死亡し、数百万人の障害や不健康の原因となっている”と言われておりますが、大麻が原因による死はまだ報告されていない[1][2][3]と言います。
 
 
ただし、この「大麻による死亡者がいない」というデータもこれから数年で変わるかもしれませんし、明確な因果関係が立証されているわけではありません。
 
 
先ほどもお伝えしたようにエディブルやVAPE、乾燥大麻の過剰摂取による害は実際に起こっていることですから安易に大麻=安全とは言い切れません。

【ハイなるとは?】こんな人はハイになっているかもしれない

大麻を摂取すると精神的、身体的に変化が起こり、以下のような状態になると言われています。
 
  • 目が充血する
  • 瞼が垂れ下がる
  • 発話が不明瞭または遅れる
  • 同じことを繰り返す
  • 異常に喜んだり笑ったりする
  • そこにないものが見えたり聞こえたりする
  • 支離滅裂になる
  • 反応時間が遅れる

「キマった」を表す単語5ワード

  1. STONED (石焼)
  2. BAKED (焼けた)
  3. RIPPED (裂けた)
  4. ELEVATED (高まる)

 

直訳するとよくわかりませんが、全て「キマった」「ハイになった」を表す言葉です。
 
 
I got elevated last night with some dank shit![1]
昨夜、極上ネタでキマったゼ!
 
 
のような使われ方をします。
[1] urban dictionary | elevated (2023/7/26閲覧)

【ハイになる】を言語化!アメリカのヘビーストーナーによるHHCの超秀逸なレビュー

Drug Forumで見つけた彼のレビューは正に「体感が強い」を見事に言語化していましたのでご紹介します。
 
 
ちなみに彼はΔ9-THCの超ヘビーストーナーで、耐性もかなり付いている状態でHHCを初めて摂取した様です。

初めてHHCを摂取したΔ9-THC耐性付きヘビーストナーのリアルな言葉

9:43
3秒吸引して待っているところだ。HHCリキッドを初めて体験するので少し緊張している。しかし まずい。鉄っぽくて、エディブルグミが入っている袋の内側についている銀色のところみたいな味がする。
 
 
 
9:45
2回目の吸引。3秒吸い込み肺に溜める。
 
 
 
9:46
独特な圧力を頭部に感じる。奇妙に異なる感覚だ。まるで自分の頭が傾いているかの様に感じる実際僕の頭は真っ直ぐ前を向き、視界が歪んでいるわけでもないのだが、この感覚によって、「頭部は傾いていないが、頭部を真っ直ぐに保っていなければいけない」という意識にさせられる。
 
 
 
9:47
これはめっちゃくちゃ効く人々がHHCの効果を、「デルタ8を摂取してビールを飲んだ時の様な感覚」と表現したり、「陶酔効果がある」と表現したりするのがすぐにわかった。仮にこの状態で公衆の面前に出たとしても真っ直ぐ歩けず右に左にふらつくため、明らかに人々は私が何かしらの薬物をやってると気づくだろう
 
また、集中して重要なことを行うべきではないと感じるほどに、認知的にも低下していると感じる。例えば3日間大量に酒を飲んだ次の日の死にたくなるような二日酔いの感覚にも似ている。僕はHHCをデルタ9THCの効果と同等だとは感じない。この頭部への効果で吐きそうだ(笑)。
 
 
 
9:49
更に2秒間吸い込んでみる。少し咳込んだがデルタ8やCBNを吸引した時ほどではない。
 
 
 
9:50
今回の吸引では、落ち着いてじっとしていられず動き回らねばならない」という気にさせられた。この文章を書こうとしているが何度もタイプミスをしてしまう。本来キーボードタイピングは体が覚えているはずなのにその感覚すら低下している。僕は本来寒がりだが体は温かく感じる。身体中だけでなく顔もおでこも温かい
 
 
 
 
9:53
何か異様な説明し難い感覚を体に感じる。この感覚はデルタ8THCとは全く異なる。カンナビノイドで感じる体感とは考えづらいほど体が熱く、顔が赤く火照ってきた。
 
 
 
9:54
HHCを摂取した人の報告で「手の感覚が無くなる」というものを見たが、僕も同感で、手に奇妙な感覚がある。まるで麻痺しているかのように触っても何も感じないというか、手に触れるものを検知出来ないというか。手が”軽い”感じというか。この感じが私のタイピングを台無しにしていることに気づいた。
 
 
 
9:55
まるで身体中の皮膚が壁紙でそれが伸びているかのような感覚を体のあちこちに感じる。頭頂部がエレベーターで上部に引っ張られる様な、何というか・・・サティバの体感や単なる感覚という感じではなく、むむむ・・・多分「skin crawl(ゾワゾワと何かが肌を這うような感覚というニュアンス)」という言葉が適切かも。この感覚は非常に注目すべきものだが、パニックを起こすほどのものでもない。
 
 
 
9:59
体感が更に強まってきているようだ。
まだ頑張って座っているのだが、まだまだ異様な感覚を感じている。今にも飛び跳ねてドアから外に出て走り出す準備はできており、行動しようとするものの脳から動くなという命令が出ていて動けない様な感じだ。
 
 
 
10:03
(警察が飲酒検問でドライバーに白線の上を歩かせてテストをさせるような)歩行テストを試みる。歩ける。が、平衡感覚はクソだ。バランスを取るために両腕はグラグラ揺れている。本物の警察のテストなら確実にしくじるだろう。
 
 
 
10:10
更に5秒間深く吸引し、肺深くに溜めてみることにした。
 
 
 
10:11
穏やかなエディブルを食べて効き始めた時の様な「cannabinoid excitement(カンナビノイドを摂取してからその効果を感じ始める時のワクワク感)」を感じたがすぐにその感覚は消え失せた。
 
 
 
10:13
おおっ!浮かんでいるようだ!空気中で腕を動かすと大気圧が低いような、重力を滑り抜ける様な、何というか私の体の密度が高いような。同時に空気中を早く動けるような感覚でもある。
 
 
 
10:14
頭部への圧力は非常に強力で、デルタ8やデルタ9よりも強く、CBNと比べてもより強力だが、その圧力は頭全体というよりは側頭部に集中している。これは、両手をこめかみに置いて左右から強く押し込むような感じだが、痛いわけではなく、ただただ奇妙な感覚なのだ。またこの圧力は(実際傾いているわけではないのだが冒頭でも説明した)私の頭を横に傾けさせる働きに関係しているようである。
 
 
 
10:23
頭部への圧力は以前と比べて急激に弱まった。
 
 
 
10:24
トイレに行って用を足した。僕が今までいた部屋はまるで空っぽの様に感じる。まだ顔の火照りを確実に感じる。(このような効果を感じた人が他にもいるかどうか)誰かチェックしてほしい。
 
 
 
10:26
更に3秒間吸引すると、先ほどまで感じていたHHCリキッドの体感のトップは戻ってくるが、以前感じたほどではない。ここまでか、という感じだ。

このレビューで使用されたHHCは日本では違法成分です。

【ハイになる】を言語化!アメリカのユーザーによるカンナビスの超秀逸なレビュー

Quoraで見つけた彼のレビューは、ここまでにご説明した全てを物語っているようで、情景がありありと浮かんできます。

初めてカンナビスを摂取した男のリアルな言葉、ボング or ジョイント編

精製カンナビスである”チャラス”を初めて吸った時、大して効果はなかったが、脳の後ろ側で”落ち着く”効果を感じた。文字通り”温かさ”を感じることができた。酒もタバコも経験があったが、このカンナビスはとてもユニークな経験であった。数パフしか吸わなかったので効果はとてもマイルドでその後眠りについた。
 
 
数ヶ月後、「またハイになりたい」という強い好奇心を持っていたので友人達とパーティーに参加し、そこで初めて完全に「キマった」。初めてカンナビスが体内に入ってきた時、完っ全に沈黙させられた。何もすることができなかったがその効果はしっかりと感じていた。
 
 
まず、部屋にいる一人一人すべての人の話し声を同時に聞き取ることができた。それぞれが言う言葉をすべて理解しようとはしなかったが、全員がはっきりと大声で話しているように感じた。彼らは話したり笑ったりしていたが、私にはその様子がまるで大量のカエルの合唱のように聞こえた。
 
 
彼らに注意を向けながら、私は、自身の内面に徐々に意識が移行していった。彼らの大声は聞こえたが、脳が彼らの言葉を言語としてその意味を理解することを許してくれなかった。彼らの声は私にとっては単なる動物としての「ヒトの声」でしかなく、できることなら黙って欲しかった。なぜならカンナビスの効果は文字通り脳のプロセスをシャットダウンしているからだ。
 
 
緊張はしていなかった。これまでの間、私は一言も言葉を発しなかった。周りにいた人が「大丈夫か」?と聞いてきたのでジェスチャーで「大丈夫だ」と答えた。目を閉じたまま、吸い込んだ煙を吐き出すたびに、心の奥が冷やされていくような感覚があり、とても心地よかった。まるで母の膝の上で愛されているようだった。私は自分がどこにいるのか忘れ、嫌な思い出を思い出したくもなく、ただそこに座ってこの心地よさを感じていたかった。
 
 
すべての事は順調だった、目を閉じて瞑想し始めるまでは。
 
 
ランダムな幾何学模様が見え、自由に奈落へと落ちてゆく感覚があった。この感覚で、しばしばパニックに陥りそうになった
 
 
私の脳はものすごく早く動いていた。
 
 
“パーティー会場にいる奴らは私を「こいつハイになっているな」と思っていて、そう思っていることを私には気づかれていないだろうと思っているのだろうが、周りで起こっている出来事や音、会話、景色全てを私は詳細に理解していた。コイツらはいつも私をバカにしたり批判したりしている。”
 
 
私は被害妄想に陥っていた。
 
 
ただ、私を完全に変えた出来事がこの夜に起こった。私は世界を異なる視点から見始め、人々の本心が見えるようになった。いつも私をバカにしたりイジったりしていたヤツらに別れを告げたのだ。理論的に、カンナビスは陶酔感や感情や感覚の高まりを引き起こすと読むだろうが、私は違う見方をした。この植物は「自分自身を人間として見つめ直させてくれるものだ」と。きちんとした容量をきちんとした状況で摂取すれば、脳が無駄な考えを処理することが無くなるのだと。

初めてカンナビスを摂取した男のリアルな言葉、エディブル編

エディブルも試した。なぜなら、煙を長期的に吸引し続けると肺に悪い影響を与える可能性があったので別の方法が必要だったからだ。
 
 
食用カンナビスは別次元だった。
 
 
キックインまで2時間かかったが、その効果は素晴らしかった。
 
 
頭が軽くなったのだ。
 
 
脳はまるでマシーンのようだった。
 
 
すべてがクリアだった。
 
 
ここで私は「時間」の重要性に気づいた。時間が遅くなったのだ。短時間でより多くのことを「考える」ことができたので、1分1秒を長く感じることができた。
 
 
私はギターを弾けるが、カンナビスの影響下で弾くと、弾いたこともないような新しいチューンが次々と私の手によって紡ぎ出され、私自身を驚かせた。これは今までに体験した事のない全く新しい能力で、音楽を全く別の方向から聴けて、演奏もできるというものだった。
 
 
まるで目に見えないフォースの力で出来た繭に包まれているようで、以前よく感じていた気分の落ち込みや、鬱々とした気持ちにならないよう、脳が無駄な思考や感情に迷い込んでゆくことを、この繭の中では許してくれないという感じだ。
 
 
特にギターを弾いている時は顕著で、既に私が得てきたスキルによって紡ぎ出されたこの新次元の音楽の可能性を見出し始めた。しかしその可能性は、この世界が私に与えた惨めさと鬱の海に埋もれていってしまった。
 
 
酒は何度も試した。しかしいつも知性的にも感情的にも落ち込ませた。

まとめ

ハイになるとは楽しい思いもするが、怖い思いもする。

 

「体感」の表現には様々な要因があるが、細かく言語化するのはとても難しい。

 

といったところです。

ということで、『レビュワー必見【ハイになるとは】High on weedを言語化した秀逸なレビュー』の説明を終わります。


ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!(人´∀`).☆.。.:*ありがとぉ☆彡(*´ω`*人)


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Webクリエイター、ライターです。海外のカンナビノイド研究や論文を参考に、論理的な記事作成を心がけています。生活(Life)が豊か(Luxury)になるようこのサイトをLifeLUXと名付けました。「カンナビノイド情弱になるな!」をモットーに、わかりやすい説明を心がけています。応援よろしくお願いします。(_ _))ペコッ

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