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HHC キマる ライフラックス

HHC 【キマる】指定薬物を規制前に摂取した筆者の体験談

2023年9月5日
「ひょっとしてまだネット上だったらキマるHHCが手に入るんじゃないか?」
とはいえ
 
 
・「興味本位でHHCはキマるのかどうか知りたいなぁ?」
 
 
・「そもそもHHCのキマり方ってどんな感じなんだろ?」
 
 
・「HHCのレビューってどこかに落ちてないかな?」
具体的には
 
 
【HHCによるキマりは9Rという異性体の含有量って知ってますか?】
 
 
【HHCでキマった知人は10分後にガツンときて動けなくなった】
 
 
【規制前にHHCを摂取した筆者の効果を時系列にトラックしてみた】
 
 
の順番にご紹介していきます。

目次

*この記事に含まれる情報は、医療従事者からの情報に代わるものではありません。
*HHCは現在、薬機法により、医療等の用途を除き「製造,輸入,販売,授与,所持,購入,譲り受け,使用」が禁止されています。

HHCとはTHCやCBDの水素化化合物

HHCという成分はHexahydrocannabinol/ヘキサハイドロカナビノールの略称で、THCの水素化化合物です。
 
 
半合成カンナビノイドと呼ばれており、水素化することでTHCよりも耐熱性、対紫外線性が強くなるため長期貯蔵に適していると言われています。
 
 
2021年末頃から日本で大ブレイクし、様々な小売業者からHHC成分入りカートリッジが販売されましたが、日本では2022年3月17日から指定薬物とされているため、HHCとHHCを含む製品は医療目的など以外では製造、輸入、販売、所持、使用全て禁止されています。
 

HHCの問題点は品質の良し悪し。詐欺まで横行?

違法成分となる前のHHC製品が大ブレイク当時、実は日本のマーケットで問題となっていたことがありました。
 
 
それは、カートリッジに含有されているHHC成分の質の良し悪しが業者によってかなり差があった事や、注文しても一向に送られてこないという詐欺まがいの業者まで出現した事です。
 
 
逆に、詐欺業者が日本で横行するほどユーザーの関心を強く惹きつけたカンナビノイド成分であったとも言えます。
 
 
HHCは当時新しい成分であったため、人々の知識も情報も追いついていなかったのですが名前と口コミ先行で一気に広まったのでしょうね。
 
 
人々が求めていたものはHHCが持つ精神作用の強さですが、この指標として9Rと9Sという異性体の存在があることをご存知でしょうか?

HHCに含まれる9Rが多いほど精神作用が強い

HHCという成分には9Rと9Sという異性体が存在します。
 
 
9Rは人体が持つカンナビノイド受容体に結合しますが、9Sは結合しませんので、9Rの割合が高い方がその体感と向精神作用は強いということになります。
 
 
ただし、アメリカで成分を検知できるラボの数は2021年10月段階ではほんの数社であったため、含まれる9Rと9Sの含有量を正確に把握できたのは本当に限られたメーカーからの製品や原料だけであったと想像します。
 
 
つまりCoAの無いHHC製品に関しては吸引するまでその体感がわからないため、CoA添付のない業者からの購入は避けた方が良いということです。
 
 
以上を踏まえて、HHCリキッドをいち早く製品化したアメリカのメーカーのサイトからHHCの効果を探ってみたいと思います。

ズバリHHCリキッドはキマります

単刀直入に述べて、HHCはがっちりキマります。
 
 
【キマる】とはどのような状態になるのか、また、どのような仕組みでキマるのかは長くなってしまうのでこちらに記しましたので合わせて読んでみてください。
アメリカで、いち早くHHC成分を含んだ製品を販売開始したメーカーは、binoid、Bearly Leagal、3Chi、FuckedUp、Plane Janeなど数社でした。
 
 
これらのメーカーのサイトを見てもHHCには向精神作用と、過剰摂取の危険性があることがわかりますのでいくつかご紹介します。

HHCリキッドは激しい副作用を引き起こす可能性がある

他の向精神薬と同様に、HHCを過剰に摂取すると、激しい副作用を引き起こす可能性があります。

HHCリキッドの効果はデルタ8、デルタ9と酷似している

ヘキサヒドロカンナビノールは、効果の点でデルタ8およびデルタ9と非常に似ていますが、定義および化学的にはTHC(テトラヒドロカンナビノール)ではありません。

HHCリキッドの効果はデルタ8より少し強い

HHCは、デルタ8と少なくとも同じくらい強力であると言われており、デルタ8より少し強いものを探しているが、本格的なデルタ9ほど(強力な物を求めているわけ)ではないユーザーに最適です。

HHCもTHCも向精神薬である

HHCはCB1受容体に結合する能力を示しており、これがHHCの気分を高める特性を生み出すと考えられています。 HHCから得られる経験は、THCと非常によく似ています。これは、どちらも向精神薬であるためです。

各メーカーの話をまとめるとHHCの効果とは以下の通りです
 
 
激しい副作用を引き起こす可能性がある
 
 
過剰摂取の危険がある
 
 
・日本では違法のデルタ8、9THCと効果は酷似している
 
 
・CB1に結合する=向精神作用がある=キマる
 
 
このようなカンナビノイドであるHHCを含むvapeカートリッジを2021年の暮れ頃、知人が購入して試したと連絡がありました。

binoid | What is HHC?
https://www.binoidcbd.com/blogs/news/what-is-hhc?_pos=2&_sid=be8561638&_ss=r

Bearly Leagal | HHC VAPE CARTS & GUMMIES 99.9% PURITY
https://www.bearlylegalhemp.com/

3Chi | 3CHI Leads the Way Again with HHC
https://www.3chi.com/blog/3chi-leads-the-way-again-with-hhc/

Plain Jane
https://plainjane.com/hhc-lemon-diesel-vape-cartridge/

HHCリキッドでキマった知人は10分後にガツンときて動けなくなった

規制前にHHCリキッドを吸引した知人から電話がありましたので、その体験談をお伝えします。
知人の話をまとめるとHHCの効果は
 
 

体感を得るまで10分前後かかる

4時間以上の効果時間

強い体感により寝落ちすることがある

HHCの体感はTHCによるものと似ている

 
 
次に、送ってもらったリキッドをわたし自身で試した体験を時間を追ってトラックしてみましたのでご覧ください。

HHCリキッドを摂取したわたしは体が回る様に感じた

22:45
3秒吸引。喉に刺激を感じ、2秒息を止めたがすぐに吐き出す。残量が少なかったためか、カートリッジ内のコイルが焼ける鉄の味がする。

 

22:50
体感的には若干の違和感を覚えたが、気になるほどではない。

 

22:55
3秒吸引後、肺に溜めずにすぐ吐き出す。

 

23:00
強烈な体感。

ここまでたった2服だが体感を感じるまでに15分かかっていた)

 

23:12
この記事をソファーに座って書いているが、左回りにグルグルと渦を巻くような体感が迫り上がってくる。

この渦のような体感は座面を開始点として頭の上まで突き抜けるようである。開始点の渦の直径は非常に小さいのだが、頭部に上がるにつれてその渦の直径が段々大きくなる、逆円錐形のような渦である。

意識をせずに放っておくと物理的に体が左回りに回転してしまいそうで、身体を真っ直ぐな状態に止めておかねばという意識が働く。

この間、様々な事を考えるのだがこの渦に引っ張られるように何を考えていたのかを忘れる。仕事や記事についてなど、漠然としたアイデアが思い浮かぶのだが、その直後には「あーグルグル回って〜・・・あれ?何考えてたんだっけ?」という感じ。

 

23:15
PCの画面の明るさが猛烈に目に鬱陶しくなり画面の輝度を著しく下げる。

 

23:20
この記事を書きながらNetflixでドラマを観だす。

 

23:27
観だしたものの何となく今の気分と異なるため、他の映画を探し出してタイトルと内容を確認し、その映画に変える。が、すぐタイトルを忘れる。数分前まで画面上で流れていて、覚えようとしていたのに。

 

23:29
あ、「Marriage Story」だったと気付く。

 

23:30
映画をかけながら、もうすぐ試験があるから勉強しようと思い、試験の勉強を何となく始めるのだが全く頭にはいらない。というより建設的な作業はほぼ無理。そのため以前受けた模擬試験の答え合わせという機械的な作業を行い、勉強しない罪悪感をまぎらわす。

 

23:48
初めて首から後頭部にかけて引っ張られるあの独特なカンナビノイド感を感じる。こめかみをぐーっと左右から押されるような感覚である。この感覚を強力に意識できたため、ここで初めて摂取してから50分経ってTOPに入ったと言える。

超強力なカウチロック状態で全く動けない。

 

0:55
まだまだこめかみが締め付けられる様な独特の体感が続き、喉が乾き水をグラス一杯飲む。

(23:48〜0:55までの約1時間は映画が流れていた。この間、映画の内容も何を考えていたのかも全く覚えていない。ただひたすら座って画面を眺めていたのだろう。記事も書いていないので、それすら面倒になっていたのかもしれない。)

 

1:00
座っていることに疲れ、ベッドに入ってマンガを読み出す。

 

1:05
病院が舞台のマンガのため、手術やら臓器やらの話が極端に不快に感じ、身体中がゾワゾワする。

 

1:39
まだまだ効いているのがわかる。トイレに行く。

 

2:30
まだ起きていられるのだが次の日のことを考えてスマホの画面を消して就寝を試みる。

 

2:41
静かで何も聞こえない状態だと心音が気になり眠れず。漠然と鼓動が早いような気がして、この状態が続くと体に悪いんじゃないか?と勘繰る。

 

3:20
意識が遠のいてきた感覚があったので携帯で時間を確認すると3:15だったため、おそらくこのくらいの時間に就寝。

 

以上がわたしのHHCによる体感です。

 

このHHCリキッドは日本で流通しているもので、CoAなどはもちろんわからず、9R/9S異性体の比率などもわかりませんでしたが、この成分が違法では無いのが正直不思議といった感想です。

 

後日、客観的に見たHHCの効果は

・吸引摂取をしてから体感を得るまで15分かかる

・4時間35分以上の効果時間

・体が回るような非常に強い体感

・短期的な記憶の低下

・集中力の欠如

・口渇

・眼の感度に影響

・カウチロック

・軽度の不安感

・側頭部への強い圧力

 

実はこれらの体感は、アメリカの大麻ヘビーユーザーがHHCを吸引した体験談と非常に似ていたのです。
 
 
このユーザーは日常的に大麻を使用しており、デルタ8THCやCBNアイソレートなど他のカンナビノイドレビューも行なっています。
 
 
ここでは長くなってしまうのでこちらの記事にまとめました。合わせて読んでみてください。

HHCリキッドの特徴はすぐ思考停止に陥ること

大麻/THCの効果と確かによく似ているのですが、大きく異なっている点が2つありました。
 
 
一つ目は、吸引後肺に溜めて息を止めている間ビリビリと頭部が痺れるような感覚を覚えた事で、二つ目はすぐに思考停止に陥る事です。
 
 
わたしには二つ目の効果が興味深く、海外のクリエイターに大麻を使用している割合が多いように、THCやTHC類似効果を有するカンナビノイドを摂取するとポジティブ、ネガティブ問わず思考をぐるぐると巡らせる経験をします。
 
 
一つのことを考え始めるとそれに付随する様々な情報が想起され、時にいいアイデアが思い浮かぶことがあったりすることがあります。(大抵は当たり前のことだったりしますが)。
 
 
しかし、HHCでは全くその様な経験はできませんでした。
 
 
日本にはHHCを酒の酩酊度で表現する方などもいましたが、アルコールのエフェクトとは全く異なります
 
 
わたしはかなり昔に「この明らかに平常時とは異なる感覚」を怖いと思った経験があります。
 
 
この今までの人生で感じたことがない感覚、いわゆる【キマっている】状態が、ストーナーには心地よいのでしょうが、初心者の場合はどのように捉えて良いのかわからなくなる可能性があります。
 
 
その未知の感覚を【怖い】と認識してしまうと、「この不快な感覚がいつまで続くのだろうか」と、パニックになることがあるかもしれません。
 
 
そこで、HHCによって引き起こされるであろう副作用とその対処法について確認したいと思います。

HHCリキッドでキマった時に考えられるバッドを考察

バッドトリップとは一般的にLSDやマジックマッシュルームなどの幻覚作用のあるサイケデリックドラッグを摂取した後に経験する怖い経験です。
 
 
そのため、大麻や大麻に含まれるカンナビノイド、その他合成カンナビノイドや半合成カンナビノイドなどによる悪い影響は英語でバッドハイや、グリーンアウトなどと呼ばれます。
 
 
HHCは効果も副作用もTHCに似ていると言われていることから、THCによる副作用でよく言われているのは、
 
 
・不安
 
・恐怖
 
・不信
 
・パニック
 
 
これらの副作用を軽減させる方法の一部をご紹介します。

HHCリキッドによるバッドを軽減させる方法は様々

半合成カンナビノイドHHCは流通してからの期間が短く、HHC成分によるバッドを軽減させる科学的な方法はまだ見つかっていません。
 
 
ただし、THCによるバッドの軽減方法の中には科学的な根拠に基づいているものもありますのでご紹介します。

黒コショウを食べる

黒コショウは古くから伝わる大麻解毒剤として有名です。

 

2011年のレビュー[1]によると、黒コショウに含まれるカリオフィレンなどのテルペンがTHCによる陶酔作用を抑えるのに役立つと書かれています。

 

実はわたし別のレビューでHHCとはまた感覚が異なる超強烈なCBDカートリッジを試してみた時、体感を抑えようとコショウを食べてみましたが、あながち古典的な対処方法もバカにできないと感じましたよ。

CBDを摂取する

2013年の研究[2]によると、CBDとTHCを同時に摂取すると、THCによる妄想症状と記憶障害を抑制すると言われています。

 

CBDオイルを飲んだり、CBDのリキッドを吸引したりすることでバッドを軽減させられるかもしれません。

レモンを食べる/飲む

レモンに含まれるテルペンであるリモネンにも鎮静作用があることが知られています。

 

2012年の動物実験[3]では、リモネンが不安を軽減する、いわゆる抗不安薬のような効果を生み出すことがわかりました。これは、THCによって誘発される不安の軽減につながる可能性があります。 

 

リモネンは特にレモンの皮の部分に多く存在するため、レモンを皮ごと薄くスライスし、ハチミツなどに浸けておき、温かいお湯を注いだホットレモネードなどは、リラックス効果もあり良いかもしれません。

その他近くにいる人がバッドになった場合の対処法は認識させること

アメリカの依存症センターの情報によると、大麻に限らず薬物でパニックなどに陥っている人が近くにいた場合、まずは不快なハイが発生していると認識させることが重要だと言っています。

 

それから安全な場所にその人を移動させ、「今感じている怖い感情は薬物の効果によるもので、体内から抜ければその効果も失せる」とことを伝え、一緒にいてあげることも効果的だと言います。

 

CBD関連ブログが400万PVというモンスターサイトを運営するハーバード大学医学部の講師であるグリンスプーン博士[4]は、大麻を多量に摂取すると確かに怖い思いもするかもしれないが、通常は生命を脅かすものでは無い[5]とも言っています。

まとめ

つまりHHCは日本では違法のカンナビノイド成分のため、HHCとHHCを含む製品は医療目的など以外での製造、輸入、販売、所持、使用全て禁止である。
 
 
しっかりとキマる成分であり、その【キマり】の要因は含まれている9Rという異性体の含有量によって大きく左右される。
 
 
体感を得るまでに吸引から若干のタイムラグがあり、キックインし、その効果は体を真っ直ぐに保つのが難しいほどである。
 
 
といったところです。
 
 
冒頭にもお伝えしたようにHHC-OやTHC-Oなどのアセテート系や、THC-Pの変化形であるHHC-Pなど、THC類似効果のあるカンナビノイド成分は指定薬物とはされておらず合法的に日本に輸入されてきています。
 
 
これらのカンナビノイド成分を摂取して万が一怖い思いをしても合法な訳ですから、すぐに病院にかかっても良いとは思いますが、CoAも添付されていない業者の商品は原料の出所がわからないので、万一違法成分などが検出された場合人生を棒に振る可能性もあります。
 
 
そのためTHC類似の精神作用があるカンナビノイドは個人的にはおすすめしません。
 
 
日本ではHHCは指定薬物のため違法ですが、未だ合法でかつTHCと似たような精神作用のあるカンナビノイドを摂取しすぎて悪ギマりした場合、ご紹介した方法を試してみていただきたいと思います。
 
 
ということで、

HHC 【キマる】指定薬物を規制前に摂取した筆者の体験談

の説明を終わります。

 

ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!(人´∀`).☆.。.:*ありがとぉ☆彡(*´ω`*人)

 

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Webクリエイター、ライターです。海外のカンナビノイド研究や論文を参考に、論理的な記事作成を心がけています。生活(Life)が豊か(Luxury)になるようこのサイトをLifeLUXと名付けました。「カンナビノイド情弱になるな!」をモットーに、わかりやすい説明を心がけています。応援よろしくお願いします。(_ _))ペコッ

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