Cannabinoid Magazine

肌と髪にも革命か?ヘンプシードオイルの科学と不思議を一挙公開

2023年9月21日
「オイル?サラダ油でもごま油でもなんでもいいっしょ」
「ヘンプシードオイルの市場規模とは?
 
 
「ヘンプシードオイルの成分と効能」
 
 
「ヘンプシードオイルを選ぶときの基準」

目次

*この記事に含まれる情報は、医療従事者からの情報に代わるものではありません。

はじめに

とある製品に出会って、”なぜ今までこれを使わなかったのだろう?”と思った経験はありませんか?
 
 
わたしの場合は2021年3月に出会ったCBDでした。
 
 
基本的に健康で何に不自由するでもなかったのですが、喫煙者だったわたしは当時、喫煙場所を探す億劫さ、手や髪に付く煙の悪臭、また、1つ500円の小さい箱を求めて、無くなるたびに悪天候にも関わらずコンビニへ向かうという行為の虚しさと滑稽さから、タバコの代替を探していたのです。
 
 
CBDの存在は知人から聞いて知ってはいましたが、よくわからないものにしては高価過ぎたため購入を躊躇っていました。しかし、CBDは経口、経皮、吸入とその汎用性の高さと潜在的な利点から、今となってはもっと早く知っておけば良かったと思うくらいです。
 
 
そんな「早くから使っておけば良かったもの」の一つとしてわたしの生活に仲間入りをする可能性のあるヘンプシードオイルについて本日はお話を進めていこうと思います。
 
 
この、ヘンプシードオイルもCBD同様汎用性の高さが魅力的なのです。

ヘンプシードオイルの簡単な紹介

ヘンプシードオイルの歴史

“大麻(麻)植物は紀元前8000年に中国北部から進化し、最初に栽培された繊維植物であると考えられています。” 中国では、ヘンプシードオイルを食用として使用していたといいわれており、長い歴史の中で食から、薬、ランプまで様々な用途に使われてきました

なぜ今、ヘンプシードオイルが人気なのか?

昨今、ヘンプシードオイルは国外で大ブームを巻き起こしています。このムーブメントは、2018年アメリカの農業法改正に端を発したグリーンラッシュという現象の一部とも取れますが、自然療法やホリスティック療法への関心が再び高まってきている様にも見受けられます。
 
 
ヘンプの研究が進んで栄養学的な利点がより明確に理解されたこともあるでしょう。ヘンプシードオイルは今やウェルネス分野のスーパースターとなってきています。

ヘンプシードオイルの市場規模が拡大

FMI(Future Market Research)という市場調査会社の情報では、世界的なヘンプシードオイルのマーケット規模は2023年に1億400万米ドルの規模に達する見込みだと言います。

 

2023年9月21日時点のレートで円換算すると約154億2,377万円です。この市場規模が2033年までに915億3876万円にまで伸びると予測されており、その背景には、人々の予防医療への関心とCBDの普及や医療への可能性などがある様です。

 

ただし、CBDの市場規模と比べると圧倒的に小さく、CBDの市場規模はは2032年には9兆円を超えると言われています。

ヘンプシードオイルの成分と効能

体内では合成されない必須脂肪酸

  • リノール酸
  • α-リノール酸
  • γ-リノール酸
  • オメガ6酸
  • オメガ3酸
  • オメガ9酸
 
 
体内では合成されない必須脂肪酸は主に皮膚に対して保湿効果と抗老化効果をもたらします。
 
 
リノール酸とα-リノール酸は紫外線によるダメージと色素沈着を軽減、γ-リノール酸は炎症性ロイコトリエンB4の産生を減少させるため、炎症の軽減に寄与できる可能性があり、保湿にも優れているため乾燥肌やアトピー性皮膚炎などにも効果があると言われています。
 
 
オメガ6酸とオメガ3酸はある酵素をめぐって対立するため消費比率が重要であると言われていますが、ヘンプシードオイルに含まれる比率はω6:ω3=2:1~3:1という完璧な黄金比なのです。

脂肪酸

  • オレイン酸
  • パルミチン酸
  • ステアリン酸

 

これら脂肪酸はクリームの滑りをよくして肌の滑らかさを向上させてくれる働きがあります。

カロテノイド

  • β-カロテン
  • ルテイン
  • ゼアキサンチン

 

皮膚の水分補給を改善し、皮膚の再生を促進し、線維芽細胞を刺激してコラーゲンとエラスチンを産生させる働きがあります。

トコフェロール

  • α-トコフェロール
  • β-トコフェロール
  • δ-トコフェロール
  • γ-トコフェロール

 

ヘンプシードオイルの主な抗酸化物質であり、世界的な抗酸化作用と抗老化作用の大部分を担っています。

植物ステロール

コラーゲンの合成を促進し、肌の老化を防ぎます。

クロロフィル

組織の成長を促進し、抗菌活性によって創傷治癒に有益な作用を持つと言われています。

ヘンプシードオイルの効果のまとめ

アトピー性皮膚炎・乾癬・ニキビ

必須脂肪酸を多く含むヘンプシードオイルは、かゆみのある皮膚症状を和らげる効果や、抗菌、抗炎症作用がニキビ治療に特に役に立つと言われています。
 
また、ヘンプシードオイルが持つ保湿性は乾いた肌に潤いを与えてくれます。

髪の健康と成長

オメガ3とオメガ6、更に抗酸化物質を6ヶ月間サプリとして摂取した結果、脱毛に効果があったという研究があります。このことから、脂肪酸が豊富なヘンプシードオイルは頭皮と髪に潤いを与え、髪を丈夫にし、成長を促します。

体内の健康

外見の美しさだけがすべてではありません。ヘンプシードオイルを摂取することで、炎症を抑え、血圧を下げ、健康な心臓をサポートすることができるので、まるで自然のマルチビタミンのようなものです。

一般的な使い方

料理

ナッツのような風味は、サラダやディップ、さらにはスムージーをも美味しくしてくれます。

化粧品として

ヘンプシードオイルは、ローション、美容液、バームなどにも使われ、肌や髪を若返らせてくれます。

CBDなどのキャリアオイルとして

CBDなどのカンナビノイドを使用した独自のオイルを作る際のキャリアオイルとして使用することでカンナビノイドとの相乗効果を得られるかもしれません。

ベストなヘンプシードオイルの選び方

ラベルを読む

「コールドプレス(低温圧搾)」と書かれていることを確認しましょう。低温圧搾されたヘンプシードオイルには重要な化合物であるクロロフィルが含まれるからです。

オーガニックか非オーガニックか

オーガニックの方が価格は高いかもしれませんが、農薬やその他の有害物質が含まれていません。

まとめ

体への栄養補給から肌や髪のケアまで、ヘンプシードオイルはとにかく万能であることがお分かりいただけたと思います。この何にでも使用できる汎用性はCBDに似ていると思いませんか?
 
 
ヘンプシードオイルを使用した「ヘンプ&ヒアルロン酸モイスチャライザー」や、「ヘンプハンドクリーム」「ヘアヘンプセラム」なども独自で作ることができますし、これらの中に独自のカンナビノイドを入れ、効果を加えることも可能です。(ご興味がありましたら次回以降作り方などご紹介します)
 
 
自然療法や栄養補給のためのサプリメントを探したい!という時にヘンプシードオイルの存在を思い浮かべてみてください。
 
 
この様なカンナビノイド市場にまつわる情報発信をしています。記事がイイネと思っていただけたらLifeLUXのXアカウントのフォロー、RP、いいねをどうぞよろしくお願いします。

ということで、

の説明を終わります。

 

ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!

 

(人´∀`).☆.。.:*ありがとぉ☆彡(*´ω`*人)

 

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Webクリエイター、ライターです。海外のカンナビノイド研究や論文を参考に、論理的な記事作成を心がけています。生活(Life)が豊か(Luxury)になるようこのサイトをLifeLUXと名付けました。「カンナビノイド情弱になるな!」をモットーに、わかりやすい説明を心がけています。応援よろしくお願いします。(_ _))ペコッ

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