Cannabinoid Magazine

非精神活性のみで効果を高められるか?Part.2 リキッド編 Strawberry Cream レビュー

2023年9月7日
「精神活性作用のあるカンナビノイドは使用しない
 
 
「安全性に限りなくこだわる」
 
 
「味もカンナビノイド感も満足いくまで続ける」
「最高の一本に含めるカンナビノイドは?」
 
 
「テルペンブレンドの配合とその根拠は?」
 
 
「筆者が試したストロベリークリームレビュー」

目次

*この記事に含まれる情報は、医療従事者からの情報に代わるものではありません。
*この記事に含まれる成分THCVは現在、薬機法により、医療等の用途を除き「製造,輸入,販売,授与,所持,購入,譲り受け,使用」が禁止されています。

材料

CBN                 : 0.5g 
CBD                 : 0.16g
CBG                 : 0.1g
CBT                 : 0.24g
THCV              : 0.2g
テルペン         : 0.18g
 
テルペン         :Strawberry Cough(植物由来)& Another terpene(植物由来)

今回のポイント

安心できるグレードの高いカートリッジを使用

カートリッジはPart,1で選びました。

 

CCELLというブランドからTH210というカートリッジを選びましたが、旧式ではなく、新しくなったEVO(Evolution)シリーズのものを使用します。

 

中央のセンターポートは医療グレードステンレスが使用され、タンクを囲うホウケイ酸ガラスボディは熱膨張率が低く、高い耐熱性と耐薬品性を誇ります。

 

詳しい情報はPart,1をご覧ください⇩

安心できるグレードの高い原料のみを使用

H2OアイソレートCBD CBG レビュー ライフラックス

「安心できる材料を使用」ということで、上記の材料を揃えました。

 

各材料は以下の通りです。

  1. CBTディスティレート(MIGOTO CBD)
  2. CBNアイソレート(European Company)
  3. THCVアイソレート(Cyberleaf)
  4. H2OアイソレートCBG(MIGOTO CBD)
  5. H2OアイソレートCBD(MIGOTO CBD)
  6. シリンジ(チル・ゲイツハイザー製薬)さんからのご紹介
  7. ニードル(ハジメはメモ10)さんからのご紹介

 

なお、6と7はXを通じて「このアイテムを使うと便利」と、丁寧に教えていただいたもので、以下の画像クリックでお二人のアカウントにアクセスできます。

ハジメはメモ10さん

チル・ゲイツ ハイザー製薬さん

全て非精神活性(と考えられている)原料で製作

CBD、CBG、CBT、CBNはざっくりと非精神活性作用であると言われていますが、THCVはどうなのか、という点についてはこちらの記事で詳しく解説しています⇩

簡単にご説明すると、ある研究では、THCVは、低容量では精神作用は発現しないが、高容量で発現する可能性はあると言われています。

 

そのため、低容量であれば非精神活性と言ってもいいだろうという個人的な見解により、含めることにしました。

テルペンブレンドについて

前回こちらの記事で使用したストロベリーコフのテルペン、イチゴの香りはするのですが含有割合が少なかったせいか、「うっすらイチゴが香る」程度で、非常に香りが弱かったのです。

ふと、他社の植物由来のテルペンで、ミルセンの含有量が多く、甘い生クリームの様な香りのテルペンの存在を思い出しました。

 

このテルペンは香りが強かったと記憶しており、ストロベリーコフと混ぜてイチゴクリームの様な甘い香りを再現できないかと考え、ストロベリーコフを0.1g、クリームフレーバーを0.08gというブレンドに決めました。

製作過程

計量

H2OアイソレートCBD CBG レビュー ライフラックス

まず、CBTから量っていきます。CBTは粘度が低い液状で、粉末状カンナビノイドを入れた後に加えると、入れ過ぎてしまった場合に量を減らすことが出来ないからです。

H2OアイソレートCBD CBG レビュー ライフラックス

CBNが0.5g

H2OアイソレートCBD CBG レビュー ライフラックス

H2OアイソレートCBDが0.16g

H2OアイソレートCBD CBG レビュー ライフラックス

H2OアイソレートCBGが0.1g

H2OアイソレートCBD CBG レビュー ライフラックス

CBTディスティレートが0.24g。CBTを多めに入れたのは、キックインが早まると感じることと、TOPの質が圧倒的に良くなると主観的に感じるからです。

H2OアイソレートCBD CBG レビュー ライフラックス

最後にTHCVを0.2g加えて、加熱撹拌していきます。

カンナビノイドを加熱撹拌

つまみ最大でヒートアップを開始します。

 

開始2分で40℃、カンナビノイドが溶け始めたので撹拌開始します。
 
 
つまみを中に戻し、4分で66℃、5分で72℃。しかしこれ以上温度が上がらないため温度ツマミのレベルを上げます。
 
 
8分で72℃まで戻ったためつまみを切り、10分で80℃フィニッシュ。
H2OアイソレートCBD CBG レビュー ライフラックス

全て溶け切りましたので、ホットプレートから下ろします。なぜなら、テルペンは低温で揮発するものがあり、45℃以下をキープしながら撹拌する必要があるため、テルペンを加える前にビーカー内の溶液の温度を下げる必要があるからです。

 

下ろしてから2分で34℃まで下がったのでテルペンを加えて撹拌します。

テルペンを加えて加熱撹拌

記事の冒頭でお伝えした通り、ストロベリーコフの香りが弱かったことと、揮発の懸念があったことから、テルペンを加えた後の撹拌時間を短くしました。

 

42℃キープで2分弱撹拌してビーカーを下ろしてパッケージング・・・

H2OアイソレートCBD CBG レビュー ライフラックス

しようと思い、シリンジで吸い上げてカートリッジに入れたのですが、1gに到達しませんでした。

H2OアイソレートCBD CBG レビュー ライフラックス

なぜなら、溶液がすぐに硬化してしまい、ビーカーに残ってしまったからです。これを再度ホットプレートにかけて溶かして再度カートリッジに入れます。

H2OアイソレートCBD CBG レビュー ライフラックス

これをカートリッジに再度流し込み、1g以上になりましたので完成です。

Original blend strawberry creamストロベリークリームのレビュー

CCELL EVO シーセル TH210 ライフラックス
まず「1服」を定義します。
 
 
ここでは、パフボタンを押して、5秒吸引後、数秒肺に溜めて吐き出す行為を1服と数えます。
 
 
「1/10」とは、TOPを10とした時のカンナビノイド感を表しています。
18:55
【1服目】0/10
微かにカンナビノイド感を感じます。
18:52 
【2服目】1/10
先程よりは少し分かりやすくカンナビノイド感を感じます。特徴的なのは、キャッチするエリアが首の後ろ側からこめかみにかけてVの字を描くように引っ張られる感覚があることです。
19:05 
2/10
少し待ってみたところ先ほどの感覚がより強くなりました。これはキックインの遅さを表しています。
19:07 
【3服目】2/10
長めに肺に溜めてみましたが、やはり吸引直後すぐにカンナビノイド感が上がる感じはしません。
19:10 
3/10
少し遅れて若干カンナビノイド感が上がった感じがします。
19:11 
【4服目】4/10
何でしょうか、やはりカンナビノイドを3点で顕著に感じます。
19:14 
6/10
急激に上がりました。この3点に紐の端を結ばれ、左にねじりながら上に引き上げられる様な感覚です。この捻られる様な感覚は恐らくCBTによるものだと思います。
19:21 
7/10
側頭部エリアのカンナビノイド感が強まり、2点に集中しています。また、ほんのわずかに胃が動き、若干の空腹感を感じましたが、何かを食べたいというほどではありません。
19:21>19:26 
【5服目】8/10
ここまでで、吸引からキックインまで5分間のタイムラグがあることが分かりました。5分後、カンナビノイドをキャッチするエリアが体の前に大きく広がり、心地よい感覚です。
19:30 
8/10
この文章を椅子に座ってMacbookで書いていますがPCから体の前のエリアに大きな見えない風船を抱えている様な感覚で、この風船が徐々に大きく広がってゆくように感じます。
19:36 
8/10
っと、、、若干、首の後ろにピリッとした、偏頭痛の始まりの様な電気が走るように感じました。これをわたしは「キリキリと硬い」と表現しますが、良い体験で無いことは間違いありません。
19:38>19:? 
【6服目】8/10
5服目吸引からTOPが引き上がりませんが、念の為もう1服、少し長めにドロー(吸引)してみました。待っています。
19:40 
10/10
先程まで抱えていた風船が上に飛んでゆく様な、カンナビノイド感の上昇?を感じます。頭上に向かって何かが押し出される様な感覚です。また、カンナビノイド感をキャッチできるエリアが上半身全てに広がり、微かな幸せを感じます。
19:43 
10/10
これはかなり独特な効果です。画像を見ているとこちらに画像が迫ってくるような感覚を覚えました。Ken Burns Effecrt(ケンバーンズ効果)という、Web効果が入っているように見えます。以下は実際その効果を入れてみました。
19:48>19:? 
【7服目】10/10
6服目の感覚が戻る感覚と、TOPがぼやけて散る感覚があるので、6服目がTOPと言って良いでしょ・・・
19:50 
11/10
いや、更にTOPが引き上がりました。まるで頭部を手で掴まれて上に引き上げられるマッサージを受けている様です。
19:51 
11/10
上半身がくすぐったいような、ワクワクするようなとても不思議な感覚です。

人とのコミュニケーションや食事への影響は

コミュニケーション

動いても明らかに分かるカンナビノイド感があります。他人とのコミュニケーションは普段より饒舌になっているとも感じますが、既にキャッチしている顕著なカンナビノイド感を相手に知られたくないという気持ちからくる行動かどうかはわかりません。

食事

味が良いかというと特にそうは感じません。不思議なことに空腹感を感じておらず、かといって食べても満腹感が得られず少量で終わっても良いし、食べ続ける事も出来るという感じです。また、塩味に敏感で塩味が強い食事を不快に感じたことから、味にはある程度敏感になっているのかもしれません。

Strawberry Creamリキッドの評価

味・匂い
弱く、粉っぽい 55%
TOPの強さ
強く、ユニーク 84%
吸いやすさ
弱いが刺激あり 60%
総合おすすめ度
失敗 66%

*基本的に100%の評価はしません

*TOPの強さとは、一番強く感じた体感の度合いです。

まず香りですが、クリーム感テルペンとストロベリーコフ、共に弱く中途半端に香り、混ぜないほうが良いと感じました。

 

TOPは非常にユニークで大分強く、初心者向けとは言えないほど顕著で、「成功」と言いたいところなのですが、やはり首の後ろにピリッとする偏頭痛の始まりのような電気を感じます。これは恐らくTHCVとCBDの効果で、この硬さを抜く必要があります。また、喉への刺激も気になりました。

まとめ

総評としては、香りが弱いにもかかわらず粉っぽく、喉への刺激もあるため、何とも言えないケミカル臭を感じました。

 

この香りの悪さは、クリームテルペンが原因であるように思います。消費期限は来年11月、保管状態も悪くなかったのですが、製作過程が悪かったのか量が足りなかったのか、いずれにしても失敗です。

 

カンナビノイド感のTOPはかなり高く、CBTがとても良い働きをしていると思いました。ただし、キックインをより早める必要と、喉への刺激をもっと抑えないと、吸いずらい1本になってしまうと感じました。

 

次回は喉への刺激の原因を探るべく、各カンナビノイドを単品吸引し、レビューをします。その結果をもとに再度配合を変えてリキッドの製作をしてみたいと思います。

ということで、

の説明を終わります。

 

ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!

 

(人´∀`).☆.。.:*ありがとぉ☆彡(*´ω`*人)

 

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中の人

Webクリエイター、ライターです。海外のカンナビノイド研究や論文を参考に、論理的な記事作成を心がけています。生活(Life)が豊か(Luxury)になるようこのサイトをLifeLUXと名付けました。「カンナビノイド情弱になるな!」をモットーに、わかりやすい説明を心がけています。応援よろしくお願いします。(_ _))ペコッ

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