THCVに興味を持ったきっかけは、2021年当時日本で最も有名(だったと思われる)CBDカートリッジに含まれていたからです。
2021年中頃、わたしは初めてのCBDの効果に感動している真っ最中でした。
初めて購入したCBD製品で禁煙に成功し、顕著な変化も感じたことから、もっと知りたいとカンナビノイドの世界にのめり込んでいったのです。
そこで、当時多くのサイトで”ナンバーワンにキマるCBD”と紹介されていたリキッドを購入して含有成分を調べ、THCVの存在を知りました。
THCVには食欲が抑えられ、集中力が増してエネルギッシュになる効果があると言われていますが、現段階での科学的根拠は薄いと言えるカンナビノイドです。
あくまでもレビューベースで、多くは、THCVが含まれている大麻株を摂取したものか、その他の精神作用が強く発現するカンナビノイドと同時に摂取されているものでした。
有用性に関しては炎症や疼痛、制吐などに潜在的に効果がある可能性があると言われていますが、これも更なる研究が必要だと言われています。
以前、こちらの記事で、希釈剤と植物由来テルペンを使用してリキッドをブレンドしてみたのですが、⇩
THCVアイソレートそのものを吸引したレビューではない事に気づき、今回の記事で取り上げる事にしました。
参考:
healthline | Unpacking the Hype Around THCV, aka ‘Diet Weed’ (2022/10/7閲覧)
THCVにはΔ8-THCVとΔ9-THCVの2種類が存在し、両者を比べるとその違いは二重結合の位置であるようです。
“Δ8-THCVの二重結合はΔ9-THCVの酸鎖の一つ前”[1]、つまり、”Δ8-THCVは二重結合が炭素鎖の8番目に存在し、Δ9-THCVは二重結合が9番目に存在する”[2]ようです。
このわずかな差が感じ方に大きく影響を及ぼし、Δ8-THCVはΔ9-THCVよりも遥かに感じ方が弱いと言われていますが、この感じ方の差の原因となる研究は少ないようです。
一見するとΔ8-THCVには利点が無いように思われますが、2019年の動物実験の結果[3]、ニコチン依存症の治療に効果があると言われており、ヒトでも試験をする必要があると提案されています。
Cyberleafサイバーリーフの運営会社は、株式会社グリーンスクエアという福岡県に拠点を構える企業[1]です。
2015年10月に新規法人登録を行なって[2]から2023年8月まで法人格では8年弱会社経営を行なっており、2021年のプレスリリース[3]では10年を超える海外輸入実績があると言われていることから、法人化する以前から何らかの輸入商品を扱っていたことがわかります。
Cyberleafの強みは輸入を独自に行えるノウハウを持つ点で、これを活かしてカンナビノイド原料やテルペンの輸入販売を行っていています。
通常、海外の原料メーカーから消者まで中間業者が3~4社ほど入っていて、その分手数料が上乗せされてしまいますが、Cyberleafは海外原料メーカーから直接買い付けを行なっているため、安価にカンナビノイドを消費者の手元に届けることができることが最大の利点と言えます。
サイバーリーフで扱うカンナビノイドの良い点は以下の通りです。
・原料価格が適正
・アメリカ産のため品質管理が徹底されている
・USDA(米農務省認証オーガニック)認証
・GMP(適正製造規範)認証
・GRAS(米国安全基準合格証)認証
・NON GMO(非遺伝子組み換え)認証
・品揃えが豊富
・超低ロット(1g, 1mg)で購入可能
形状は柔らかめの飴状と言ったところで、パキッと割れますが熱で伸びるという性質もあります。
H4CBDなどの硬化しないカンナビノイドなどと比べるとかなり扱いやすい原料で、写真の通り濃い橙色をしているため、リキッドに含めると通常のカンナビノイドリキッドのゴールデンアンバー色よりも内容物の色が濃くなります。
ワックス用のコイルをaris quaserに取り付けて吸引してみました。
高濃度ではシャープな喉への引っ掛かりを感じましたが、ワックス用コイル内のTHCVアイソレートが溶けて少なくなるにつれてその刺激は無くなりましたので、喉の刺激を抑えるのであればある程度少ない量をリキッドに含めた方が良いと感じました。
無味無臭で特にリキッドの味に影響を及ぼしそうな香りの特徴はありません。
CBNと比べると、独特の”圧”を、点で感じるというよりは広く面で捉えるといった印象で、質はマイルドで角がありません。ただし、単体でのTOPは主観的にCBNの1.3~1.4倍程度高く、CBD、CBG、CBC、CBT、CBN、CBDブロード、H4CBDと比べると最も強力なバズを持つカンナビノイドと言えます。
そして、その強いバズを感じる時間が短く、TOPから1時間半〜2時間後には、5割程度まで落ちてきます。
めが覚める様なバズの質なのですが、カウチロック気味になる、リラックスタイムに突入しているはずですがぼんやりとするわけでもないという二つの相反する感覚を持つ不思議な感覚のカンナビノイドでした。
*基本的に100%の評価はしません
*TOPの強さとは、一番強く感じた体感の度合いです。
味・匂いは、通常「美味しい」と感じるもののスコアを高く付けるので、無味・無臭のアイソレートは0です。一点、味に関してTHCVアイソレートクリスタルが非常に特徴的であるのは、「粉っぽさが全くない」ということです。つまりテルペンの香りの邪魔を全くしない可能性があるため、30というスコアリングをしました。
TOPは強く、キックインも早く、価格が下がると使いやすい原料であると言えます。
高濃度で若干のシャープな喉への引っかかりがありますが、量でコントロールできることと、そこまで気になるほどの刺激でも無いため他のものと比較した結果、77としました。
総合オススメ度は味・匂いが加わればかなり高まるだろうといったところです。
10年以上の海外輸入実績を持つCyberleafはアメリカの原料メーカーから直接買い付けができるため、中間マージンを含まず、比較的安価にカンナビノイドの購入をすることができるようだ。
同社が販売するTHCVアイソレートクリスタルは雑味が無く、TOPも高いが、高濃度では若干シャープな引っ掛かりを喉に感じるため、ある程度量を抑えた配合をすれば良い働きをしてくれるだろう。
と、いったところです。
ということで、
の説明を終わります。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!
(人´∀`).☆.。.:*ありがとぉ☆彡(*´ω`*人)
内容が面白いと思っていただけたらSNSの運用が苦手なわたしの代わりに記事をシェアしていただけるとアクセス数が増えるため運営の励みになります。
どうぞよろしくお願いいたします。
Webクリエイター、ライターです。海外のカンナビノイド研究や論文を参考に、論理的な記事作成を心がけています。生活(Life)が豊か(Luxury)になるようこのサイトをLifeLUXと名付けました。「カンナビノイド情弱になるな!」をモットーに、わかりやすい説明を心がけています。応援よろしくお願いします。(_ _))ペコッ