Cannabinoid Magazine

知ってましたか?女性と男性でCBDの効果が違うってコト

2023年8月30日
「Dehydra TECH 2.0とは?
 
 
「どんな人がどんな目的で集められたの?」
 
 
「CBDを摂取した際の男女差はあるのか無いのか?」

目次

*この記事に含まれる情報は、医療従事者からの情報に代わるものではありません。
*専門家の監修が入っている情報ではありません。

はじめに

大麻に含まれる主な非精神活性化合物であるカンナビジオール(CBD)は、世界中でますます関心を集めており、潜在的な治療効果は大きな話題となっています。
 
 
ここまで広くCBDの名が知れ渡った要因として、2018年のアメリカ農業法の改正や、医薬品として承認されたことが挙げられますが、CBDが持つ汎用性の高さもその一つであると考えられます。
 
 
CBDが含まれる商品は、オイルやティンクチャーだけにとどまらず、食品や飲料、バームやvapeなど、とにかくバラエティが豊富です。そのため、年齢や性別に関わらず、様々な層にリーチ出来たことが、広く知られるようになった原因の一つであったと思っています。
 
 
このように、老若男女問わず使用されるCBDですが、将来的に医薬品として認められるようになった場合、年齢や性別でその投与量に差を付ける必要はあるのでしょうか?
 
 
そこで本日は、2023年6月に発表された、Dehydra TECH 2.0 CBD製剤をヒトに使用し、男女別でCBDが体内にどれだけ残るかを調べた実験をご紹介します。

Dehydra TECH 2.0とは

まず、冒頭の文章の中で「Dehydra TECH 2.0 CBD」という文字を見て、新しい成分と勘違いした方もいるかもしれませんが、これは、薬物をヒトの体に送達する技術開発を行なっているLexaria bioscience という会社で開発された、全く新しい、強力な送達技術の名前です。

 

この技術を用いてこの企業が既に取得している特許商品は、抗ウイルス薬やビタミン、抗炎症薬、カンナビノイドなどが含まれます。

 

Dehydra TECHシステムで処理された化合物は、脳や血流への薬物の吸収をより迅速に行うことができる他、成分がほぼ無味無臭になるため、苦さを隠すために糖衣を被せるなど、余分なカロリーを薬品に含める必要が無いという利点もあります。

参考:lexaria (2023/8/29閲覧)

Dehydra TECH 2.0 驚きのCBD送達率とは

Dehydra TECH 2.0、この2.0という数字は、同社が以前開発した1.0のニューバージョンである事を表しています。

 

このバージョン2.0 CBD製剤と、一般的なCBD製剤を比較したところ、バージョン2.0は一般的なものよりも、血流に”2,708%多くのCBDを吸収するという、これまでに記録した中で最も強力な吸収促進結果をもたらした“ことがわかったそうです。

 

この、Dehydra TECH 2.0 CBD製剤を使用して行われたのが今回の実験です。

どんな人がどんな方法で治療されたのか

集まった人数

40〜70歳の62人の高血圧患者ボランティア

男女比

女性:27人

男性:35人

被験者が治療に用いられたCBD製剤

Dehydra TECH 2.0 CBD

測定方法

血漿および尿サンプルに含まれるCBDの濃度を 12 週間 (84 日間) にわたってモニタリングした。

研究で用いられた方法とは

この研究では、無作為化、プラセボ対照、クロスオーバーデザインが採用されました。この方法は、客観性を確保しながら潜在的なバイアスや外部からの影響を排除出来るので、信頼性の高い調査方法であると言えます。
 
 
具体的にどのような方法が用いられたかというと、参加者は、男女ともに同一用量のCBDまたはプラセボ(偽薬)を投与され、血漿中のCBD濃度を時間の経過と共に注意深くモニターされたそうです。
 
 
プラセボとは「偽薬」の事です。⇩

プラセボは本物の薬とそっくりに見えるよう作られていますが、デンプンや糖のような不活性成分でできています。現在では、研究を目的とする試験に限って使用されます

ジェンダーギャップの結果は

CBDは、口から入ってヒトの体内で代謝されると「7-COOH-CBD」という物質に変換される[1]ため、この物質の体内の濃度を一定の間隔を空けて調べたところ、一貫して女性の方が体内に存在する7-COOH-CBD代謝物の存在は高かったと言われています。
 
 
研究内ではその原因を解明するために、体格、代謝、ホルモンの違いなど様々な要因を掘り下げています。
 
 
結果、女性の方が男性よりも脂肪組織を多く含むため、新油性の高いCBDが長く体内に残っていた可能性があるとのことでした。

まとめ

今回の研究結果では、女性の方が男性よりも体内に残るCBDの濃度が高い可能性があることがわかりました。

 

つまり、CBDが医学的に有益だと認められた場合、処方される用量は、男女別でガイドラインを設ける必要がある可能性を示唆しています。

 

CBDを摂取した後の血漿中の濃度は女性の方が高い事を考えると、男性と同じ治療効果を得るためには、男性よりも低濃度で処方される必要があります。また、低用量で処方されることで副作用の発現も低く抑えられるというメリットも考えられます。

 
 
この様な研究を見るたび、各個人に最適化された治療を提供するべく医療や技術が発展していることがわかる反面、業界の利権争いも激しさを増していることが想像できます。
 
 
いずれにしても、これらの結果を確たるものにするためには更なる研究が必要なため、CBDを治療の選択肢として考える際には、常に医療専門家に相談することを忘れない様にしていただきたいと思います。

ということで、

の説明を終わります。

 

ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!

 

(人´∀`).☆.。.:*ありがとぉ☆彡(*´ω`*人)

 

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中の人

Webクリエイター、ライターです。海外のカンナビノイド研究や論文を参考に、論理的な記事作成を心がけています。生活(Life)が豊か(Luxury)になるようこのサイトをLifeLUXと名付けました。「カンナビノイド情弱になるな!」をモットーに、わかりやすい説明を心がけています。応援よろしくお願いします。(_ _))ペコッ

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