Cannabinoid Magazine

えっ!?【CBDは薄毛】にも効果があるって本当?2023年のAGA研究

2023年8月26日
「CBDが薄毛の悩みに一筋の光?
 
 
「薄毛の治療で集められたのはどんな人?」
 
 
「CBDを多く含む薄毛治療薬の配合とその治療結果とは?」

目次

*この記事に含まれる情報は、医療従事者からの情報に代わるものではありません。
*専門家の監修が入っている情報ではありません。

はじめに

ホームセンターを訪れると、「痒い所に手が届」く商品を本当に沢山目にすると思いませんか?

 

ゆで卵を一瞬で10ピースにスライスにする器具、電子レンジであっという間に本格的な料理が完成するタッパーなど、各企業は消費者の”細かすぎて伝わらない”、つまり、顕在化していないニーズに応えようと、日々新たな商品を開発し、しのぎを削っています。

 

これら便利ツールとは対照的に、昔からわたしたちの側にあり、本質は変わっていないのですが商品名やマーケティング手法によって常に新しいものと認識させられ、つい買ってしまうもの、それが「コンプレックスを解消する」商品です。

 

「履けていたデニムが履けなくなった」>痩せるサプリ

 

「プールで裸になったら彼女に幻滅された」>脱毛器/脱毛クリーム

 

「もっと水着やドレスを着こなしたい」>バストアップブラやサプリ

 

これら商品広告は、わたしたちのコンプレックスを過剰に刺激するため、消費者は否が応でも購買意欲を掻き立てられます。

 

中でも昔から確固たる地位を築いているジャンル「育毛」。本日は、この育毛とカンナビノイドについての関係を31人の人で調べた2023年の研究論文の解説をしたいと思います。

抜け毛の悩みは世界共通

抜け毛は世界中の数多くの人々を悩ませている問題です。

 

昨今、テレビやネットコマーシャルで「男性型脱毛症(AGA)は薬で治せる」と話題になっていますが、効果のほどは人それぞれで、劇的に改善したという人がいるかと思えば、あまり改善が見られず服薬を断念するというケースもあると聞きます。

 

これからご紹介する研究では、このような難題に、カンナビノイドが救いの光をもたらす可能性が示唆されています。

2023年の研究内容は

今回ご紹介する2023年の研究は、このAGAに悩む被験者31人を対象に行われた実験です。

 

CBDを多く含むヘンプエキスで6ヶ月間治療が行われたそうですが、その結果、エンドカンナビノイドシステムを介して発毛に対する治療効果を示したと言います。

 

具体的にどのような治療が行われたのか、詳しい内容について確認してみましょう。

どんな人がどんな方法で治療されたのか

集まった人数

合計31人のAGA患者

男女比

女性:16人

男性:15人

被験者が治療に用いられたヘンプエキス

今回の実験で使用されたのは約28gの外用薬で、CBD優勢なの各カンナビノイドの含有量は以下の通りです。

 

CBD      :60.00%

・CBDV   :12.63%

・THCV   :3.71%

・Δ9THC:0.18%

・CBG      :0.86%

・CBN      :0.05%

 

その他メントールやエタノールも含まれています。

塗布方法

1日1回、先ほどのフルスペクトラム抽出物を含んだ液体を被験者は薄毛を感じている場所に半年間塗ってその効果を測定したようです。

カンナビノイド抽出物の薄毛への影響は

増毛測定方法

驚いたことに、彼らは頭部の最も薄毛を感じている箇所に黒いドットのタトゥーを入れ、その範囲内の毛髪量の増減を測定したそうです。

半年後の増毛の結果とは

まず、すべての男性で見られた変化は、1㎠あたり約6本だった毛髪が、半年後には平均21本と、1㎠内で平均246%増加したそうです。

 

また、すべての女性では1㎠あたり12本から、半年後には約28本と、平均127%の増加が認められたそうです。

 

被験者31人の美容的満足度は

薄毛によって顕になった頭皮が、発毛効果によってカバーされた幸福度を以下の5段階で評価しました。

 

・非常に不満

・不満

・どちらでもない

・幸せ

・非常に幸せ 

 

結果、17人の被験者は「幸せ」、14人の被験者は「非常に幸せ」と評価しました。

 

つまり、31人全員が満足をいく結果を得られたことがわかります。

治療効果のメカニズムは

残念ながら治療効果のメカニズムは不明であるようです。

 

THCVとCBDVはCB1に対して、中程度のブロック薬として機能し、CBDは部分的にCB1をブロックしている可能性が高いと言っています。

 

また、これら全てのカンナビノイドは、辛いものを食べた時にピリッとした刺激を感じるTRPV1、通称カプサイシン受容体のアゴニスト(結合する物質)として機能していたそうです。

 

驚くべきは、これらのカンナビノイドはAGAの治療薬で有名なフィナステリドやミノキシジルとは全く異なる作用をするため、併用することが出来る可能性があり、より強力な発毛効果を期待できるかもしれないと締め括られています。

まとめ

今回の調査の結果、フルスペクトラム抽出液を含んだ外用薬を6ヶ月間使用したことによって、

 

男性では246%の増毛効果

女性では127%の増毛効果が得られ、

・実験に参加した、31人全てがその美容効果に満足した。

・更に、既存の発毛薬とは異なるメカニズムで作用する可能性があるため、併用した相乗効果が期待できる

 

ということです。

 

一般的に薄毛治療は先ほどお伝えした薬以外、その効果は疑問視されるものが多いそうですが、今回使用されたCBDを豊富に含むヘンプエキスは抜け毛と戦う人にとって一筋の光となる可能性を秘めています。

 

更に研究が進み、科学がその道を切り拓くことができれば、美しい髪もカンナビノイドエキスのみで手に入る日が来るかもしれません。

ということで、

の説明を終わります。

 

ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!

 

(人´∀`).☆.。.:*ありがとぉ☆彡(*´ω`*人)

 

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中の人

Webクリエイター、ライターです。海外のカンナビノイド研究や論文を参考に、論理的な記事作成を心がけています。生活(Life)が豊か(Luxury)になるようこのサイトをLifeLUXと名付けました。「カンナビノイド情弱になるな!」をモットーに、わかりやすい説明を心がけています。応援よろしくお願いします。(_ _))ペコッ

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