この記事は、2021年に初めて自作リキッドを作った時の体験談です。
右も左もよくわからず、初めてリキッドを自作しようとしている人に、「わたしが犯した失敗をして欲しくない」という思いでこの記事を書きました。
今でこそ、わたしとは比べ物にならないくらい豊富な知識を持っているユーザーもゴロゴロいるほど「カンナビノイド」についての知識は広まってきていると感じていますが、2020年後半〜2021年前半は「CBDがキマる」と言われていました。
そのため、当時何が何だかよくわからないまま作ったリキッドのレシピや手順を公開することで、わたしの轍を踏まないようにしていただきたいと思います。
CBN(カンナビノール)はCBDやCBGと同じく大麻草に含まれる数多くのカンナビノイドの一つで、一言で表すと「元THC」です。THCは、熱、光、酸素にさらされるとCBNに分解されるからです。
CBNは「スリーピーカンナビノイド」と呼ばれ、睡眠に効果があると人気を博していますが、多くはユーザーの主観的な体験に基づくものであり、CBNが睡眠に効果アリと実証されたわけではありません。
最も有名な逸話は「バッズを密閉容器に入れず、机の引き出しの中などに入れて、忘れた頃に発見し、それを吸引した人々が強い眠気を感じた」というものです。
国内で”正規”に流通するCBNアイソレートという原料にはTHCは含まれていません。現段階では規制対象外のためCBD同様合法の成分です。
CBNの精神作用は無いに等しい。あったとしてもごく微弱、と表しておきます。
カンナビノイドを摂取した際の、いわゆる「体感」をわたしは「カンナビノイド感」と表現していますが、CBNはこのカンナビノイド感をCBDよりも遥かにわかりやすくキャッチすることができます。
しかし、必ずしもこの感覚=【キマる】というわけではありません。
多くの文献ではCBNの精神作用について有るとも無いとも書かれており、はっきりとはしていませんが、ざっくりとまとめて冒頭の赤字のような表現になっています。
ではなぜCBNはキマると思う人がいるのでしょうか?その理由は「7分ください!【CBNがキマる】と言われる理由が全てわかります」に超詳しく記載しましたので併せてご覧ください。
1ml(1,000mg)のテルペンを用意しました。
Blue Dreamというカリフォルニアのアイコニック大麻株を模した香りのテルペンです。本物はミルセンが優勢で次いでピネンとカリオフィレン[1]ですが、今回用意したテルペンはリモネンが優勢で、次いでミルセン、ピネン、カリオフィレンとなっています。
デジタルスケールにクッキングペーパーを敷いて重量を計りました。
当時のブログでは「今回用意したテルペンは1ml(1,000mg)のため、30%濃度のリキッドを作るためにCBNは0.3g(300mg)入れました。」と書いています。
写真では鉄サジを使っていますが実際はクッキングペーパーから直接入れました。
CBNをテルペンに入れた直後は写真のように少し瓶の底に溜まりましたが、用意したCBNアイソレートは粒子が細かいためすぐに溶けました。
当時は何より、こんなにすぐ溶けることに驚きました。
写真は20回ほど上下に瓶を振ったものです。
CBNが溶け、粒子が見えなくなったら完了です。
この時に用意したアトマイザーは0.5ml用のものです。
中央の鉄の筒部分は熱せられたリキッドが気化して煙が上がってくるところなので、この筒の周りにリキッドを注入します。
見覚えのある形になりました。
上の写真は、0.5ml用アトマイザーの中にリキッドが0.5ml入った状態ですが、容器の9割程度でヘッドスペースが見えます。
このことから、0.5ml入りのアトマイザーに満タンに入れるには0.6〜0.7ml必要だと当時は感じて、「カートリッジ満タンに入れて送ってくれる小売店は良心的である」と思っていました。
パフボタンを押しながら2秒吸って、離して1秒、平均6秒〜7秒肺に溜めてから吐き出すを1服としました。
3服で高濃度CBDワックスやリキッドのTOPと同等の体感、
4服で強力なCBN感、
5服で超強力なCBN感、もう十分という感じでした。
「リモネンの効果なのかはわかりませんが、首から上で主に効果を感じ、肩から下に回ってくる感覚はあまり感じませんでした。」と当時のブログには書いてあります。
*基本的に100%の評価はしません
*TOPの強さとは、体感を感じるまで摂取し続けた時の、一番強く感じた体感の度合いです。
上記のリキッドのチャートは当時の感覚ではなく、今と同じ基準で付けています。
吸引してみて唯一残念であったことは煙の量がそこまで多くなかった、ということでしたが蒸気が喉に入ってくる感覚、吸いごたえははっきりとありました。また、この時の”フルテルペン”で作ったCBNカートリッジは全くむせませんでした。
このことから、「テルペンの品質が大きく味と吸いごたえを左右することがわかりました。」と当時のブログでまとめています。
この時に使用したテルペンは、カリフォルニアのもので、Blue Dreamという有名な大麻株を模して作られたものでした。
リモネンが優勢のテルペンプロファイル(テルペン含有比率)であったためか、柑橘系果実の皮のような爽やかでかつ若干苦味のある香りを最初に感じました。
そしてその柑橘系の香りの裏にBlue Dream独特のガソリンのような匂いをしっかりと感じることができることに驚きました。
ここまで、茶番にお付き合いいただきありがとうございました(o_ _)o
「今回はサンプル用のテルペンで試作してみましたが、味も効果も文句無しの出来でした。
作ってみて気付いたことは、
です。」
ということで、
超初心者が作る【フルテルペン】CBNリキッド 驚きの価格とは?
の説明を終わります。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!
(人´∀`).☆.。.:*ありがとぉ☆彡(*´ω`*人)
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Webクリエイター、ライターです。海外のカンナビノイド研究や論文を参考に、論理的な記事作成を心がけています。生活(Life)が豊か(Luxury)になるようこのサイトをLifeLUXと名付けました。「カンナビノイド情弱になるな!」をモットーに、わかりやすい説明を心がけています。応援よろしくお願いします。(_ _))ペコッ