Cannabinoid Magazine

【CBDリキッドはキマる】という情報は信用しない方がいい

2023年5月12日

目次

*この記事に含まれる情報は、医療従事者からの情報に代わるものではありません。

CBDリキッドとは

CBDリキッドとは、このようなCBDが含まれている液体です。
ライフラックス内記事CBDリキッドとは説明文中挿入画像
CBDリキッドはVAPE(ベイプ)という喫煙器具を使用して吸引します。
ライフラックス内記事CBDリキッドとは説明文中挿入画像
一般的に510規格というタイプのVAPEが広く流通しているため、
ライフラックス内記事CBDリキッドとは説明文中挿入画像
510規格のものを購入しておけばほとんどのCBDリキッドを吸引することができます。
ライフラックス内記事CBDリキッドとは説明文中挿入画像
わたしはかさばらず安価なため、ペンタイプを使用していますが、CBDリキッドによっては喉への刺激が強いものなどがあるため、煙を一度水に潜らせて吸引することでその刺激を抑えるハイドロバブラーと呼ばれるものなどもあります。

CBDとは

CBDリキッドの原料となるCBDとは、Cannabidiol(カンナビジオール)の略称で大麻/麻に含まれる成分です。
ライフラックスCBDリキッドはキマるのか記事内「CBDとは」文中挿入動画
主にCBDの効能として考えられているのは、抗不安作用[1]、不眠[2]、慢性的な痛み[3]や依存症の治療[4]などに効果があるかもしれないと考えられています。
 
 
ただし、決定的な科学的根拠の特定には至っておらずあくまでも”潜在的な可能性”があると考えられているということです。
 
 
FDA(アメリカ食品医薬品局)はエピジオレックスという重度のてんかんの治療薬以外のCBD製品は承認しておらず、何らかの病気を診断、治療、緩和、予防するとしてCBD製品を販売したアメリカの企業に未承認のCBD製品を違法に販売したとして警告書を送っています。[5]

参考: 

[1] PubMed | The anxiolytic effect of cannabidiol depends on the nature of the trauma when patients with post-traumatic stress disorder recall their trigger event  https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35293520/
 
[2] PubMed | Cannabis, Cannabinoids, and Sleep: a Review of the Literature https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28349316/
 
[3] PubMed | Cannabinoids and Pain: New Insights From Old Molecules https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/
PMC6277878/
 
[4] PubMed | Cannabidiol as an Intervention for Addictive Behaviors: A Systematic Review of the Evidence https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/
PMC4444130/
 
[5] U.S.FOOD & DRUG ADMINISTRATION | FDA Issues Warning Letters to Companies Illegally Selling CBD and Delta-8 THC Products https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/fda-issues-warning-letters-companies-illegally-selling-cbd-and-delta-8-thc-
products#:~:text=The%20FDA%20has%20previously
%20sent,was%20added%20to%20food%20products.

CBDとはどのように感じるのか?

なんだかよくわからないものなのにも関わらず人々はCBDを良いものだと認識しているのは何故なのでしょうか。
そこで、CBDを使用している人387人にCBDを利用する理由を聞いた研究[1]を見てみたところ、上位は自己認識不安睡眠障害ストレス一般的な健康と幸福、自己認識不眠症のためだそうです。
 
 
うち54%は毎日50mg未満のCBDを使用していると報告しており、CBDの使用はストレス、睡眠障害、不安に効果的だと報告しています。
 
 
こちらの研究[2]ではCBDをVAPEで吸入した場合、参加者は主観的な薬理効果を感じたとあります。
 
 
わたしがCBDリキッドを吸引摂取した時の体感で、最も特徴的であるのは首の後ろあたりからこめかみまでに弱い圧迫感を感じたという体感です。
 
 
わたしの主観的な感想を述べると、この体感の強弱はCBDそのものの質、アイソレートかディスティレートか、またはCBDの含有量テルペンの品質などによっても左右されると感じます。
 
 
そしてこの体感が「CBDリキッドでキマる」と感じる要因なのではないかと思っています。
 
 
ただし、この体感=キマるではありません。

参考: 

[1]PubMed | Reasons for cannabidiol use: a cross-sectional study of CBD users, focusing on self-perceived stress, anxiety, and sleep problems  https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7893882/
 
[2]PunMed | Pharmacodynamic effects of vaporized and oral cannabidiol (CBD) and vaporized CBD-dominant cannabis in infrequent cannabis users https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7414803/

キマるとは?

キマるのは大麻に含まれる日本では違法のTHCという物質による向精神作用です。
 
 
向精神作用とは、「精神の機能に影響を及ぼし、気分・情動・感覚・意欲・思考などを変化させる作用。」[1]なので、摂取した物質が精神の機能に影響を及ぼすかどうかが重要なのではないかと思っています。
 
 
では大麻によってキマった場合人々はどのように感じるのかを見てみましょう。

大麻を摂取した際の影響は以下の要因によって異なります

  • 摂取量
  • 大麻に含まれるTHCの量
  • 大麻が持つ効力の程度
  • 吸引摂取か経口摂取か
  • 年齢、性別、体の調子
  • アルコール、または薬を同時摂取するか

良いと感じるかもしれない大麻の影響は

  • 陶酔感
  • リラックス
  • 面白がる
  • ゲラになる(ちょっとのことで笑ってしまうなど)
  • 創造的になる
  • お腹が空く
  • 色、光、音、触覚、味、匂いにより敏感になる

悪いと感じるかもしれない大麻の影響は

  • 不安
  • 混乱
  • (高用量で)幻覚や妄想
  • 血圧の上昇
  • 吐き気、嘔吐
  • パニック
  • 偏執病
  • (効果が強い大麻を常用するとリスクが高くなるのは)精神病
  • 鼓動が速くなる

引用:コトバンク | 向精神作用

参考: 

NIH | Cannabis(Marijuana)DrugFacts
 
healthline | Sensation of a Marijuana High: Smoking, Edibles, and Vaping

具体的にキマるとどうなるのか?

LSDなどの幻覚作用はTHCには無いのですが、知覚に変化が起こることはよく知られています。
 
 
例えば、普段からよく見る人の顔や物などの見え方が違うという経験をすることがあるかもしれません。
他には色がより鮮やかに見えたり、
美的な評価が高くなったり、
普段は気づかない音が聞き分けられるようになったりするかもしれません。
 
 
この時の外的環境が知覚的にポジティブな方向に働くと、楽しいと感じることができるかもしれませんが、ネガティブな方向に働くこともあります。
ネガティブな方向に働くと、知覚的に異なるという世界は不快で、[1]人によっては怖いとも感じるかもしれません。
 
 
これがバッドトリップ・・・ではなく、英語ではバッドハイやグリーンアウトと呼ばれます。
 
 
一般的にバッドトリップとはLSDなどの幻覚作用のあるドラッグを摂取した際の怖い経験で、大麻による影響は英語で「トリップ」とは表現しないからです。
 
 
バッドハイは人によって様々で、頭がぐるぐる回るので起きておれず横になるものの頭部接地面を中心にグルグル回りながら地面に落ちてゆく感じで、その感覚に酔って吐いたとか、
 
 
光の渦の中を高速で吸い込まれるように移動し、その光の向こう側にたどり着きそうな手前で正気に戻ったと思ったら壁に向かって「アーーーーーーーーーーーー」と声を発していたなど、一般的に”これ”というものはありません。
 
 
ここからはこのキマりを引き起こすメカニズムについてご説明します。
[1] verywell mind | What Does Being High on Marijuana Feel Like?より筆者意訳

キマる仕組みとは?

わたし達の体にはCB1とCB2という受容体が存在します。

CB1(カナビノイド受容体1型)

主に脳、脂肪細胞、肝細胞、筋骨格組織で発現しており、認知、記憶、気分、食欲、感覚反応など多くの機能に影響を及ぼします。[1]そのためこのCB1を活性化する物質はキマります。

CB2(カナビノイド受容体2型)

主に免疫機能に存在します[2]。抗炎症作用と免疫調整作用に関連しており、物質がCB2を活性化してもキマりません。
鍵と扉と捉えていただくとわかりやすいかもしれません。CB1、CB2が扉THCやCBDなどのカナビノイドが鍵です。
 
 
THCはCB1、CB2共に活性化するのでキマりますが、CBDはCB1、CB2共に活性化しないため、キマりません。

CBDリキッドはキマるのか

日本で、大麻=ドラッグ=キマる、このように考えられているのは大麻/麻に含まれるTHCによって発現する向精神作用です。
 
 
CBDそのものはWHO(世界保健機構)でも「濫用の可能性や害を及ぼす可能性はない」[1]と、その安全性は認められており、FDA(アメリカ食品医薬品局)も「中毒や陶酔感は引き起こさない」[2]と明言しています。
 
 
つまりCBDはキマらない成分であるため、自ずとCBDリキッドもキマりません。

さいごに

これまでのことをまとめると、わたし達が体の中に持つCB1という受容体を活性化する物質を摂取した場合にキマるという向精神作用が発現するが、CBDはこの受容体は活性化しないのでキマらない
 
 
CBDを摂取した際に何らかの薬理効果のようなものを主観的に感じるという研究もあるが、この体感=キマるではない。
 
 
つまり使用されているカナビノイドがCBDのみであるCBDリキッドはキマりませんということです。
 
 
ただし、”CBDリキッド” と謳っていてもCBDだけでなく、他のカナビノイドも含まれている場合はこの限りではありません。
 
 
「このCBDリキッドはキマる!」という情報を信じて粗悪な商品に高額の支払いをしないよう十分注意してください。
 
 
ということで、

の説明を終わります。

 

ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!

 

(人´∀`).☆.。.:*ありがとぉ☆彡(*´ω`*人)

 

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Webクリエイター、ライターです。海外のカンナビノイド研究や論文を参考に、論理的な記事作成を心がけています。生活(Life)が豊か(Luxury)になるようこのサイトをLifeLUXと名付けました。「カンナビノイド情弱になるな!」をモットーに、わかりやすい説明を心がけています。応援よろしくお願いします。(_ _))ペコッ

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