Cannabinoid Magazine

【新しいトレンド?】CBGの驚くべきポテンシャルとは

2023年5月12日

目次

CBGとは

CBG(カンナビゲロール)とはCBD(カンナビジオール)、THC(テトラヒドロカンナビノール)と同様に大麻草に含まれる天然成分です。

 

日本ではTHCのみ違法です。

 

CBDは一般的な大麻草には豊富に含まれていますがCBGは1%以下と、ごく少量しか含まれていません。

 

なぜなら、大麻草の成長に伴ってCBGはCBDとTHCに変化してゆくからです。

そのため、CBGは成長しきった大麻草と比べると若い大麻草からの方が多く得られます。

 

CBGが母体となってCBDとTHCが作られてゆくことから、CBGは母なる成分とも呼ばれているのです。

 

そして、CBDと同じようにいわゆる「キマる」「ハイになる」という向精神作用はありません。

CBGが働く仕組み

わたしたちの体には二種類、カンナビノイドをキャッチするシステムがあります。

 

一つはCB1:神経系と脳に存在

 

もう一つはCB2:免疫系とその他のエリアに存在します。

 

CBGはこの両方と結びついて作用するのですが、特徴は、アナンダミドの機能を強化すると考えられていることです。

 

アナンダミドとは、快楽を形成し、食欲と睡眠を調節、更に痛みを和らげる作用がある神経伝達物質です。

 

このアナンダミドの機能をCBGは強化すると考えられているのです。

 

また、CBGは、セロトニン5-HT1A 受容体をブロックする働きがあり、CBGの効果が薄れるまで、体が脳にセロトニンを送り続ける

 

これが、気分を上げる作用につながるとも考えられています。

 

THCを誤って摂取してしまった時の酩酊状態の軽減にもCBGは役に立つようです。

これまでのCBG研究

これまでのCBGに関する研究では、

炎症生腸疾患(IDB)

潰瘍性大腸炎とクローン病を指す、この炎症性腸疾患に対し、2013年の動物実験において有益な効果がありました。

 

が、

 

以下の結びを見ると、

CBG(の利用)はIBD患者への臨床試験(の方法として)検討されても良いだろう

なんとなく曖昧・・・。

食欲不振

CBGは食欲不信を改善する効果があるという2016年のラットを使った動物実験があります。

 

実際、CBGは食欲を増進させ、CBDは食欲を抑制するという話は色々なところで見ます。

 

以下、結びの和訳ですが、

(ガンや白血病で多い)悪液質(という何らかの疾患を原因とする栄養失調により衰弱した状態)や他の摂食障害、体重調整などに対するCBGの医療的な可能性は調査をする必要がある。

やはり、もっと調査が必要であることがわかります。

 

このほかにも、緑内障や直腸癌などにも効果があるという研究結果をよく見るのですが、どれも同じソースのため、研究数が少ないことがわかります。

 

また、その少ない研究も、もっぱら動物実験の結果であるため、人体での検証はまだまだこれからという状態です。

CBGが持つ効果、最新の研究では

そんな中、2021年4月、Willowというカナダのバイオテクノロジー会社がCBGの安全な皮膚への使用に関する画期的なデータを発表した、という衝撃のニュースがありました。

 

以下一部抜粋

Willow(ウィロー)のCBGは、敏感肌に対して(の使用が)安全であると臨床試験済みであり、強力な抗酸化剤、抗炎症剤、抗菌剤として作用することが実験室で証明されています。最も興味深いことに、ウィローCBGは、CBDと同等、またはそれ以上に強力であることが示されており、場合によっては最大(CBGはCBDの)2倍の効果があることが測定の結果として示されています。

このアナウンスは、CBGが持つ超強力な抗酸化作用、抗炎症作用、抗菌作用を、肌へ安全に使用できる製品にできたため、スキンケア業界に一石を投じようとしている、ということです。

 

CBDにも抗酸化作用があることは知られていますが、より強力な抗酸化作用を持つCBGの肌への安全な使用が認められ、製品化されるようになると、アンチエイジングだけでなく、ニキビの劇的な改善薬などにも利用される可能性があります。

 

このように、現段階でCBGには、抗炎症作用抗酸化作用抗菌作用があることがわかりますね。

まとめ

CBGに関しての情報をまとめると、向精神作用がなく、場合によってはCBDの最大2倍の強力な抗酸化作用、抗炎症作用、抗菌作用があり、人の肌への使用の安全性が実証されたカンナビノイド

 

ということですね。

 

この効果が認められると、肌トラブルを改善するだけではなく、歯磨き粉や絆創膏など、様々な用途が増え、CBD同様爆発的に広がりそう。

 

わたしは、個人的にCBGの効果は大好きです。

 

吸入摂取の場合、CBDの体感を1.2倍〜1.5倍にブーストできることと、多幸感を感じる経験をしたからです。

 

要は、気分が下がらないのです。

 

試していただくと、ここまでわたしが書いてきた内容が、スッとご納得いただけると思います。

 

というわけで、

【新しいトレンド?】CBGの驚くべきポテンシャルとは

の説明を終わります。

 

ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!

 

(人´∀`).☆.。.:*ありがとぉ☆彡(*´ω`*人)

 

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Webクリエイター、ライターです。海外のカンナビノイド研究や論文を参考に、論理的な記事作成を心がけています。生活(Life)が豊か(Luxury)になるようこのサイトをLifeLUXと名付けました。「カンナビノイド情弱になるな!」をモットーに、わかりやすい説明を心がけています。応援よろしくお願いします。(_ _))ペコッ

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