Cannabinoid Magazine

CBDには【摂取量・副作用・禁忌】があるって本当?

2023年5月12日

目次

今更聞けない、「CBDってそもそもなに?」

CBDとはカンナビジオールの略で、大麻草もしくは麻に含まれる2番目に有名な成分です。

 

大麻草に含まれる最も有名な成分はTHC(デルタ9テトラヒドロカンナビノール)です。

第一条 この法律は、麻薬及び向精神薬の輸入、輸出、製造、製剤、譲渡し等について必要な取締りを行うとともに、麻薬中毒者について必要な医療を行う等の措置を講ずること等により、麻薬及び向精神薬の濫用による保健衛生上の危害を防止し、もつて公共の福祉の増進を図ることを目的とする。

THCには向精神作用があるため、日本では麻薬及び向精神薬取締法によって麻薬と指定され禁止されています。

第一条 この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。

大麻取締法では、大麻草の成熟した茎、もしくは種から抽出した成分は合法とされています。

 

つまり、成熟した大麻草もしくは麻の茎か種から抽出された物質で、THCを含まない物であれば日本では合法ということになります。

 

これがまさに日本で正規に流通するCBDです。

CBDに期待されている健康上の利点ってなに?

CBDは、様々な健康上の問題を解決できると国内外で広く宣伝されています。

 

一般的にCBDは、

 

  • 不安やうつ病を軽減
  • 睡眠を改善
  • てんかん患者の発作を減らす
  • 痛みや炎症を和らげる
  • 心臓の健康を改善
  • 炎症性腸疾患(IBD)の症状を改善

 

するとされています。

 

2015年の研究では、経皮摂取によってラットの関節炎の痛みを軽減する可能性があるとされており、2020年の研究では抗癌作用があるとされていたりと、様々です。

 

しかし、人体への影響を担保する研究結果はまだ少なく、科学的にその効果が証明されているのは、

 

Epidiolex(エピジオレックス)という、てんかんに対する抗痙攣薬、

 

Sativex(サティベックス)という多発性硬化症患者の神経因性疼痛などの緩和薬だけです。

 

つまり、現段階では様々な健康上に有益な効果があるかもしれないが人体における研究がまだ足りない。といったところです。

CBDには副作用がある?

2017年の調査、ではCBDの安全性はある程度認められています。

 

WHOの調査でも精神衛生上の問題はないとされています。

 

CBDの副作用はほとんど確認されていないようですが、副作用が起きた時の一般的に報告されている症状は以下の通り。

 

  • 倦怠感
  • 下痢・吐き気
  • 食欲/体重の変化
  • 神経過敏

 

動物実験において懸念されるCBDの副作用は以下の通り

 

  • 細胞生存率の変化
  • 受精能力の低下
  • 薬物輸送体の阻害
  • 肝毒性

 

ただし、投与方法や血中濃度などが動物と人間では異なるため、多くの研究では、やはり、人体における調査結果がより多く必要である。と述べています。

 

つまり、CBDは安全だと思われるが、それを確実なものにするためには人体での研究結果、エビデンスがもっと必要である。ということでしょう。

CBDの適切な摂取量ってあるの?

まず重要なのは、普段から定期的に薬を飲んでいる人や、精神疾患がある人はCBD摂取前に必ず担当医師に相談することです。

 

その上で、推奨されている摂取方法は、低容量から始めるということです。

 

1日10~20mgの服用を1週間続けてみる。

 

望ましい結果が得られな買った場合、週に5mgずつ増やしてみる。

 

こうして、自身の症状と改善に寄与した量をノートにつけてみると良いでしょう。

 

2011年のレビューでは1日1500mgという高容量でも人間の体は許容できると示しています。

 

様々な研究で各症状に対して使われたCBDの量についてverywell mindというサイトに綺麗にまとまっていたので以下ご覧ください。

 

 

 

 

不安:300〜600 mg

腸疾患:1日あたり10mg

がん関連の痛み:1日あたり50〜600 mg

パーキンソン病:1日あたり75〜300 mg

睡眠不足:1日あたり25mg

 精神病:1日あたり600mg 

CBDの禁忌とは?

CBDは、抗凝血剤など、あなたが使用する薬剤と相互作用を引き起こします。その他懸念される要因は、商品のCBD純度に対する投与量の信頼性の欠如です。ネット上で購入された84種類のCBD製品のうち、1/4以上の商品において、表示されているCBD含有量を下回っていたということが最近の論文で示されました。

つまり、何かしらの薬を定期的に飲んでいる人や、精神疾患を患っている人はCBD服用前にまず担当医師に相談してください。

 

ということと、

 

信頼性の高い商品を購入できるよう商品の品質の見分ける目を消費者自身でも養いましょう。

 

ということです。

さいごに

CBDは合法で、様々な症状を改善する見込みがあるが、エビデンス不足である。

 

試す場合は少量から初めて徐々に摂取量を増やした方が良い。

 

そして、薬物相互作用があることから、肉体的、精神的に疾患がある人はCBD摂取前に必ず医師に相談すること。

 

ということでしたね。

 

わたしは、特に何かの治療中というわけではありませんでしたが、日々のストレスから漠然とした不安感を感じていました。

 

COVID-19によるステイホームで発散する場所がなく、何かを考え始めると最終的に自分が悪いという結論に辿り着き、気分的に鬱々としてくるのです。

 

過去に一度だけ不安神経症と診断を受け、薬を飲んだ経験がありましたが、その時の嫌な感覚がうっすらと蘇ってくるような感じでした。

 

そこでCBDを摂り初めて2ヶ月。

 

1日の平均摂取量は、経口摂取で50mg、吸入摂取で50mg程度です。

 

睡眠に関しては、寝つきがよくなり、夜中に起きることがなくなりました。 

 

不安も特に感じていません。

 

わたしが一番驚いたのは、ストレスによるものかわかりませんが、胃痛があったのですが、CBDを摂ることでその痛みを感じなくなったことです。

 

また、体調の変化、気分の変化など日記などでお知らせできればと思っています。

 

ということで、

CBDには【摂取量・副作用・禁忌】があるって本当?

の説明を終わります。

 

ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!

 

(人´∀`).☆.。.:*ありがとぉ☆彡(*´ω`*人)

 

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Webクリエイター、ライターです。海外のカンナビノイド研究や論文を参考に、論理的な記事作成を心がけています。生活(Life)が豊か(Luxury)になるようこのサイトをLifeLUXと名付けました。「カンナビノイド情弱になるな!」をモットーに、わかりやすい説明を心がけています。応援よろしくお願いします。(_ _))ペコッ

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