Cannabinoid Magazine

テクノロジーの結晶【CCELL Silo サイロ】ベイプバッテリーのレビュー

2023年7月8日

「色々なブランドのベイプバッテリー、どれがいい?」

 

「リキッドが少なくなると不味くなる気がするけど、バッテリーの影響?」

 

「ベイプバッテリー、口コミとかレビューが曖昧だから詳しい情報が欲しい」

この記事は次のような人におすすめです!
 
 
海外の有名なベポライザーブランドについて詳しく知りたい
 
 
“リキッドが少なくなってくると不味くなる”原因とその問題を解消したいと思っている人
 
 
「なんとなく」ではなく「根拠のある良い物」を使用して快適なベイプライフを送りたい人

目次

*この記事に含まれる情報は、医療従事者などからの情報に代わるものではありません。

はじめに

今回は、以前リリースした「ベイプアトマイザーに潜むリスク」という記事でお伝えしたバッテリー温度調整の重要性を実体験しようというものです。
 
 
そこで、数ある中からユーザー評価が高く、便利で使いやすく、価格もお手頃なものを選びました。
 
 
今回ご紹介するのは、CCELL社製品の中でもベストセラーとなったバッテリー Palmの後継である、Siloというデバイスです。
 
 
海外のVape業界ではLINX同様、ユーザーやメーカーから高い支持を得ているようです。

CCELL シーセル とは

CCELL(シーセル)は、海外のVape市場では有名なベイプ器具メーカーです。
 
 
親会社の Shenzhen Smoore Technology Limited は、CCELLの他にもVape デバイス専門店 VAPORESSO[1]や、使い捨てポッドのシステムを提供する会社FEELM[2] も運営しています。
 
 
特許取得済みのセラミック発熱体を使用したCCELLのベイプカーツ(ベイプカートリッジの略)には最先端の技術が搭載されており、品質の良さと安全性に定評があるため、アメリカのベイプカーツメーカーbinoidでも採用されていることでも知られています[3]

参考:

 
[2] FEELM
 
[3] binoid

世界に200件以上の特許を持つCCELLの技術

CCELLは2023年1月25日時点で、今回ご紹介するSilo(サイロ)というヴェポライザーを含む209件の特許を取得しています。
 
 
33人のPhD専門家を含む様々な分野のエンジニアを600名抱えるCCELLは、2016年に設立されてから、液体を霧状に変化させる微粒化技術の研究を3つの研究開発センターにて徹底的に行なってきました。
 
 
これら最先端ラボの叡智の結晶とも呼べるCCELLの製品は、小さなテクノロジーの塊と言っても過言ではありません。
 
 
更に、CCELL社製品には、FDA(アメリカ食品医薬品局)承認済みの信頼性が高い素材が使用されていることなどから、品質だけでなく安全性の面においても多くの人々から支持されているのです。

参考:

[1] CCELL | R&D Capability (2023/1/25閲覧)

CCELL Silo スペック

CCELL シーセル Silo サイロ レビュー ライフラックス
CCELL Silo スペック
充電時間1時間
再充電前のパフ数200+
重量48g
高さ63mm
29mm
奥行き18mm
スレッド(規格)510
バッテリーリチウムイオン
バッテリーサイズ500mAh
充電ポートUSB-type C
吸入形式吸引作動型
その他自動停止機能・ビルトインLED
価格(アメリカ)$26.95
価格(日本)4,400円

CCELL Silo内容物

CCELL シーセル Silo サイロ レビュー ライフラックス
マイクロUSBケーブル × 1
 
510スレッド磁気アダプター × 2
 
Siloバッテリー × 1
 
Silo 取扱説明書 × 1
 
保証書(メーカー1年保証) × 1

CCELL Silo 特徴

重厚な外観と上質な造り

CCELL シーセル Silo サイロ レビュー ライフラックス
Siloは、CCELLのベストセラーベイプデバイス「Palm」の後継です。
 
 
人間工学に基づいてデザインされたバッテリーは、手に取った瞬間吸い付くように馴染みます。
 
 
驚くほどコンパクトですが、48gという重量とアルミニウム合金の外装は正に「デバイス」と呼ぶに相応しく、スタイリッシュでシンプルなデザインが一層重厚感を引き立てます。
 
 
造りの良さに圧倒されるガンメタの外装は傷に強いだけでなく指紋も付きにくくなっています。

ユーザーフレンドリーな設計

CCELL シーセル Silo サイロ レビュー ライフラックス
Siloから余計なものは一切排除されており、電源ボタンはおろかパフボタンすらありません。
 
 
手にフィットするよう作られた左右対称のサイドのカーブは一部フラットに削り取られ、そこに開いた窓からベイプアトマイザー内のリキッドの残量を目視で確認することが出来ます。
CCELL シーセル Silo サイロ レビュー ライフラックス
510規格のアトマイザーのスレッド部分に磁気アダプターを装着すると、強力な磁石によってアトマイザーはバッテリーに吸い込まれていきます。

テクノロジー満載のシンプルな機能

パフボタンの無いSiloサイロには、マウスピースからリキッドを吸い込むと自動的に電源が入り、加熱システムが作動するというInhale Activated (インヘイル アクティベイテッド)と呼ばれるシステムが搭載されています。
 
 
医療大麻ユーザーがベイプ温度の設定で困惑しないよう、オイルの蒸気化に最適な電圧に自動的に設定されているのです。
 
 
アトマイザーが異なると抵抗のレベルも異なり、その電圧幅は3.2v~3.7vの間であると言われています。
 
 
もちろんSiloはCCELL社のアトマイザーに最適化されているので、アトマイザーもCCELL社製を使用することで最高のパフォーマンスを発揮します。

単純明快なビルトインLEDシステム

CCELL シーセル Silo サイロ レビュー ライフラックス
吸引時はビルトインLEDが白く光り、吸引しても光らない場合は充電切れのサインです。
 
 
充電中はLEDが点灯し、充電が終わると20回点滅して消えます。

パワフルでロングランなバッテリー

充電はたったの1時間で、0.5mlのアトマイザーを吸い切ってもまだ充電が残っているほどその持ちが脅威的です。
 
 
1回の充電では200回以上のパフが可能で、このバッテリーはほぼ半永久的に使用可能であると言われています。

参考:CCELL | Silo

CCELL Siloを利用したReddit民のコメントは

充電は1ヶ月に3回

Siloは、強く何度も吸引したとしても充電が長持ちします。私の場合1ヶ月で充電回数はたったの3回でした。

スレッド部分が壊れた

CCELLのスレッド部分が抜けて故障するという経験をしました。

壊れる前はスムーズで滑らかな煙と、コンパクトな外観が良かったのですが。

Siloを使うとリキッドの効果を自分で調整できる

以前、最大電圧の超強力なベイプバッテリーを試したが、Siloでもパフの時間を長くすると、(最大電圧の強力なベイプバッテリーを使用した時と)同様に、もしくはそれ以上の効果を得ることができる。

Siloはむしろ自分のペースで、強いヒットを得たいならロングパフ、軽いヒットを得たいならショートパフと吸引時間で調節することができる。

ではいよいよCCELL Siloを使用したレビューを行っていきたいと思います。

CCELL Silo 使用感レビュー

まず、充電をしました。LEDランプが白く点灯し、1時間後には消えていました。これが充電完了の合図です。
 
 
ガンメタの小さなデバイスは適度に重く、サイズ同様デュポンやカルティエなどのガスライターを思い起こさせます。
 
 
マグネットアダプターを510アトマイザーのスレッド部分に装着し、Siloの開口部から7割ほど中に入れるとマグネットでカチッと吸いつきます。磁気は非常に強力で、逆さにしても軽く振ってみてもアトマイザーが落ちてくる心配はありません。
 
 
3~5秒のパフが推奨されているため、5秒吸引してみました。吸引中は上部のビルトインLEDが白く光り、吸引を終えると緩やかに消灯します。
マグネットアダプターによってスレッド部分のエアホールがカバーされているからか、吸入音はサイレンサーが着いたかのように静かです。煙の量も多く、喉への刺激も全くありません。

CCELL Silo シーセルサイロ vs Airis Quaser エアリスクエイサー

CCELL シーセル Silo サイロ レビュー ライフラックス
Siloの比較対象として、恐らく日本で最も多く流通しているであろうAiris Quaserを選びました。
 
 
Airis Quaserも新しい物を用意し、総カンナビノイド70%の一般的な510規格のアトマイザーに入った0.5mlのベイプカートリッジを吸引してみます。
CCELL シーセル Silo サイロ レビュー ライフラックス

Siloの方が吸入音が小さい

まず、吸入音から明らかに異なります。
 
 
Airis Quaserはパフボタンを押すと小さくコポコポ、パチパチという中のオイルの燃焼音が聞こえ、吸入時の「スーっ」という音がはっきり聞こえます。一方Siloの吸入音はAiris Quaserで聞こえるスーという音の1/20位とかなり小さいことがわかりました。

吸引した感じはSiloもAiris Quaserも大体同じ

CCELL シーセル Silo サイロ レビュー ライフラックス
Airis Quaserは温度調節が3段階可能で、緑は3.4V、青は3.7V、赤は4.2Vです。
 
 
Siloはアトマイザーによって自動的に電圧が設定され、その幅は3.2V~3.7Vと言われていますのでちょうどAiris Quaserの緑から青までの間です。
 
 
そのため、Airis Quaserの青と緑で吸入した場合と、Siloで吸入した場合を比べたところ、Airis Quaserの青だと若干喉へシャープな刺激を感じますが、緑とSiloでは全く刺激を感じませんでした。
 
 
ここまでご覧いただくと、
と思いますよね。
 
 
ところが、アトマイザー内のオイルが少し減り始めた時、Siloの実力が遺憾なく発揮されることを身をもって知らされるのです。

CCELL Siloの実力とは

CCELL シーセル Silo サイロ レビュー ライフラックス
アトマイザーの中のカンナビノイドオイルがフル満の時は、正直さほどAiris QuaserもSiloも煙の量や味に違いは感じませんでしたが、オイルが半量程度になったときに両者に天と地ほどの差が出ることがわかったのです。

Siloを使用したほうが鉄の臭みが大幅に軽減

Siloを使用したのち、Airis Quaserに付け替えて吸引してみたところ、そこはかとない辛味を感じたのです。
 
 
そこでSiloに付け替えて同様に吸引してみましたがその辛味は感じませんでした。
 
 
次に、もう一度Airis Quaserに付け替えて吸引したところ、明らかな鉄の臭みを感じ、シャープな喉への刺激を感じたので、またSiloに付け替えると、鉄の臭みもシャープな刺激もほぼ感じない程度まで抑えられていたのです!
 
 
これには正直驚きました。

リキッドの量が少なくなると味が低下する原因はアトマイザーにある?

今までアトマイザー内のリキッドの残量が少なくなると確かに味は落ちてゆくとは感じていましたが、それが通電によるアトマイザー内の金属臭によるものだとは思ってもみなかったですし、残量に応じたリキッドの味の低下をデバイスによって防げるという事実はわたしのベイプライフに大きなプラスの効果をもたらしてくれました。

CCELL Siloのデメリット

CCELL シーセル Silo サイロ レビュー ライフラックス
現段階での明らかなデメリットは、0.9mm以上のアトマイザーはSiloの開口部分には入らないということです。
 
 
例えば、ガラスアトマイザーや、Airis Quaserでよく使用されるワックス用のアトマイザーも入りません。これは海外のサイトでもいくつか目にした情報でした。昨今の日本市場ではガラスアトマイザーが流行っているようなので、これらのものはほぼ入らないと思っていただいて間違いありません。
 
 
ただしアトマイザーも流行があり、少し前まではフルセラミックが至上とされていたように(フルセラミックは入ります)、そのうちガラスアトマイザーよりも、きちんとした根拠のある質の良い別のアトマイザーが流行すると思います。

まとめ

CCELL社では様々な分野のエンジニア達によってVape関連機器の研究開発がなされていて、その製品は品質の良さと安全性に定評がある。
 
 
CCELL社のSiloというデバイスはコンパクトでシンプルな造りだがテクノロジーが詰まったVapeバッテリーと言える。
 
 
一般的なバッテリーと比べると喉への刺激が抑えられ、滑らかな吸い心地と濃厚な味を提供する可能性が高い。
 
 
と、いったところです。
ということで、『テクノロジーの結晶【CCELL Silo サイロ】ベイプバッテリーのレビュー』の説明を終わります。


ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!(人´∀`).☆.。.:*ありがとぉ☆彡(*´ω`*人)


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Webクリエイター、ライターです。海外のカンナビノイド研究や論文を参考に、論理的な記事作成を心がけています。生活(Life)が豊か(Luxury)になるようこのサイトをLifeLUXと名付けました。「カンナビノイド情弱になるな!」をモットーに、わかりやすい説明を心がけています。応援よろしくお願いします。(_ _))ペコッ

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